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turn outはなぜ「結局〜になる」なの?群動詞とは?覚え方や解説も!

Q: turn outという表現がありますが、なぜ「結局〜になる」という意味になるのでしょう? turnもoutも知っているのに、組み合わさるとわからなくなります…。


ご質問ありがとうございます!
turn out,たしかに組み合わさると意味がわからなくなる表現ですね。このように二つの単語が組み合わさって一つの動詞表現になる仲間を、群動詞と呼びます。今日は群動詞について考え方のヒントを見ていきましょう。

群動詞の概要

群動詞は非常に一般的に使われていて、特に通常の話し言葉の場合、同じ意味の言葉であれば難しい表現よりも群動詞を使って表すことの方が多かったりします。例えばこんな例があります。

give up(諦める)
turn out(結局〜になる)
figure out(理解する)
kick off(開始する)

数も多いので、一つずつ分析して納得していくよりも、ひとつの進出単語として覚えていく方が効率的です。学習継続をして英語のカンがついてくると使われている単語の中心的な意味から予測することができるようになります。

とはいえ、せっかくいただいた質問なので、今日はturn outを、表現のコアの意味から紐解いてみましょう。

Turn outが「結局〜になる」という意味を表す訳

 turnは、"旋盤で回す"という意味が語源にあります。旋盤とは、以下の画像のように、木材や金属を加工する際に使用する回転する道具です。ここから、turnの中心的な意味は、"回る"です。outは、そのまま"外へ"という意味で考えてみましょう。

https://www.lovetoknow.com/home/projects-diy/restoring-antique-wood-latheより転載

「回って、外に出る」と考えると、「あるプロセスを巡って、結果が明らかになる」という意味に筋が通ってきませんか?
たとえば、こんな例文を考えてみましょう。

(ケーキを焼いてみた子供に対して、)
How did the cake turn out?
- ケーキはどうなった?

この文は、ケーキがオーブンに入って焼かれるというプロセスを経て出てきたときに、どうなっていたかを尋ねる表現ですね。まさに、turn outの"プロセスを巡った結果"というニュアンスがピッタリくると思います

ほかの群動詞も単語のコアの意味を見ていくと奥深く、英語の世界が広がっていますが、今日のところはこの辺で。

noteをご覧の皆様もぜひご質問ありましたらお寄せくださいませ。


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