制作さんとは?01

「制作さん」ってなんぞや?
って思う人がたくさんいると思います。
何年か「制作さん」をやってきてずっと、自分の仕事を説明することはややこしくて複雑で億劫な作業でした。
だからあんまり乗り気じゃないけど、このnoteを読む茨園の外からお花を見ている方は「だから何なの、それ」って多分ずっと思いながら読むことになってしまうかと思うので、
01から、気が向いたときに、ちょっぴりずつ説明していきますね。順不同で。

とりあえず最低限の知識としては
舞台をつくるときに
よく聞く「プロデューサー」の部下の中にいるのが「制作さん」です。
(同じような枠の中に、アシスタントプロデューサーとか、制作助手とか、逆に”製作”とかもいろいろあるんですがとりあえずこれだけ覚えて帰ってもらえたら)

「プロデューサー」ってなんぞや?って話をすると
かいつまみますけど、
”舞台を作るための予算の使い方を決める人”かなあ。
よく「プロデューサーと監督の違いが分からない」っていう人がいるかと思うんですが、
まず映画の世界でいう監督、は、舞台の世界では演出家、と言います。
(あ、私は演劇畑のひとです。舞台といっても他のジャンルでは他の肩書の方がそのポジションを担うかと思います)
で、
演出家はソフトをつくって
プロデューサーはハードをつくる。
けど、プロデューサーはソフトの責任も持つし、
演出家もハードに無責任とは限らない。
後ろ2行はまたややこしいのでいつか別の時にお話しましょう。

まあ、
演出家はむっちゃいい芝居になるように頑張るから、
プロデューサーはその興行が滞りなく盛況に上演されるよう手を尽くす
っていう役割分担かな、って思っていただけたら。

で、制作さんはそのプロデューサーの下で、
滞りなくプロジェクトが進行するように動く実働部隊ですかね。
やっていることは本当に多岐にわたり、
TVのADさんみたいに走り回ったり、
時には偉い人とお金の交渉をしたり、
打ち上げの手配もするしお弁当の手配もするしコーヒーも沸かすし
とにかく多岐にわたる。

この多岐の部分を、
足を洗った私がだんだんと忘れてしまわないように
ちょっとずつ、思い出した順に、メモしておこうと思ったnoteです。
最低週1更新を目指していきます。記憶の限り。

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