光陰矢の如し
年々『一秒』という時間の体感速度が増しているのは、きっと気の所為なんかではないのだろう。学生時代に比べて一つ一つの所作に掛ける時間が長くなっている。それも無駄に。
仕事を終えて自宅に帰ってから、何も頭が働かなくなる――これがスケジューリングを意識するようになってからハッキリとした事だった。
家に戻ってから大抵家事をやって食事をしてお風呂に入って、軽く読書はするものの途中で眠気に苛まれ、そこから逃れようとお布団に入って目を閉じたら、次の瞬間には起床時間を告げる携帯のアラームが聞こえてくる。年頭の日記であれだけ自分を壊すと息巻いておきながら、一月を振り返ってみたら先月と何ら変わらない、ともすればより失う自分に甘えた一ヶ月だった気がする。
もっとも今月に関して言えば、職場の同僚が相次いでコロナに罹患してしまいシフトが穴だらけになってしまった結果、先月の繁忙期並みに仕事が忙しかったというのもある。
日の出前に出勤して日没後に帰宅する日々を送っていると、頭の中は速くお風呂に入りたという願望と、早く寝たいという願望ばかりが駆け巡りして、小説執筆や読書といった行動意欲が自ずと後回しになってしまう。また辛うじて読書に漕ぎ着けようにも集中力が切れているので、難しい本の内容がほとんど頭に入って来ない。読むとしても頭を使わない異世界モノのファンタジー小説ばかり。インプット作業ですらこれなのだから、アウトプットの執筆作業なんてとてもじゃないが着手出来やしない。
今までならここでリポビタンDやらモンスターエナジーといった飲み物を飲んで無理矢理もう一踏ん張りしていたのだが、昨年それを試した結果、仕事中に寝てしまうという失態を犯してしまった以上、下手に試すわけにもいかない。
いよいよ解決策の一つとして、自己啓発本の一冊や二冊買うべき時が来たのかもしれない。
いやしかし待つんだ自分。今までの経験上こういった類の本を買ったところで、大半は買った瞬間に満足してしまい、本棚の奥深くに仕舞われるのがオチだったじゃないか。
引越し前に大量の自己啓発本を処分する際に、僕はこう戒めたはずだ。
『全ての自己啓発本が言っているのは唯一つ――【大事なのは己のやる気と没頭だ】と』
ひとまず定時退勤という元の職場環境に戻ることを祈りつつ。
2月はやる気スイッチと没頭スイッチをすぐにONにする習慣を身に着ける一月にしようと思います。
それと、2月からは幾つかアウトプットの習慣を身に着けるべく、noteにも色々投稿してみたいと思います。
とはいえ、何を書いていこう……
・読書日記
・美少女ゲームプレイ感想
・小説投稿
うーむ、このnoteという環境において、果たして需要があるのだろうか……
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