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アコギ遍歴を語る件 ~想い出の愛機その③~

曜日ごとにジャンルを絞って書き綴っております。火曜日は音楽関連です。
音楽と楽器全般、興味持っていただきましたら是非バックナンバーも見てください

 
想い出の愛機と称しておきながら、半数以上は今も大事に持っているのですが…
Morris・C.F.Martin・Gibson・Ovationときて今回は、通常のアコギ以外のコレクションを。
 

① Zen-On Classic Guitar(1973年?製)

小学4年生の時に中学生の従姉から譲って貰った、人生初のアコースティックギターですね。ナイロン弦のクラシックギターです。
布施明の『シクラメンのかほり』を弾きたくて意気込んで始めたのに、買ってきた教則本に『荒城の月』と『禁じられた遊び』しか掲載されておらず、数ヶ月で断念。その後、誰に譲ったかも記憶にありません…
ナイロン弦のギターは、ブリッジ(駒)部分に弦を結び付けて固定します。鉄弦ギター用の弦は端っこに小さな輪っか状の金具(ボール)が付いていて、その金具でサドルに固定するタイプが多いのですが、ナイロン弦の場合は切りっぱなしの弦をブリッジの穴に通して結んで留めるのです。
小学生の自分にはそれがうまくできなくて、弦交換しないままに辞めてしまいました…(泣)

② Famous UKULELE FU-200(1995年?製)

ギターじゃないですね、ウクレレです。
30歳前後の頃、会社のイベントや旅行に持ち出すのにギターは大き過ぎるので、洒落(ノリ)で買ってみました。
友人からは当然ながら KAMAKA(ハワイ産の老舗ブランド)を薦められましたが、スタンダードラインの HF-1が当時でも10万円はしましたので、国産老舗の Famousをチョイス。教本に『できればコア単板の2万円以上のものを』と書いてありましたので、その通りコア単板の2万円のものにしました。
やはりギタリストの端くれですので、単板の良さは分かります。コアの杢目も美しい!
今は左腕の故障で弾けませんが、ポータブルで音量も音色も可愛く、楽しい楽器ですね。

③ Bugs Gear OR-50TW(2005年製)

アコギを何本か集め始めると、サウンドホールの周囲やボディの周り、あるいはポジションマークやヘッドのロゴが、地味なギターとキラキラと輝いたギターがあることに気付きます。
特にマーチン系のギターでは、モデルの格が上がるほど、下衆に言えば高くなるほどキラキラした装飾が増えてギター自体が道具というよりも工芸品に近づいていきます。
このキラキラの正体は貝殻ですが、特にabalone(アバロン=メキシコあわび)の貝殻が虹色に輝いて美しく重宝されます。他にも、白蝶貝や真珠貝もよく使われます。
比較的安いギターでは、ホンモノの貝細工を使うとコストが合わないので、セルロイドに印刷したシートで代用されますが、プリントでは奥行きというか立体感がなく平板なものとなり、光を反射してキラキラ輝くことはありません。
かと言って、有名ブランドで本貝装飾を多用したモデルは、何十万円もして手が届かない。
そこで見つけたのが、韓国の新進気鋭の個人ルシアーが造る、Bugs Gearというギターでした。
サイトの日本語はたどたどしくて怪しげ、でも材料は超高級材ばかりで口コミの評価もしこそこ信頼できる。なにより、価格が国産老舗メーカー同等材の3割程度…
 
モデル名のORは、ドレッドノウト型ではなく少し小振りなOM~000タイプです。
私が購入したのは、初期のハンドメイド品にオリジナルのピックガード(貝インレイ入り)を貼付したもの。外観は非常に美しく眺めているだけで幸せな気分になれるギターでしたが、45歳頃に本数整理を敢行し、江坂のショップに販売委託。その後、何人かの手を転々としたのか、つい先日、ヤフオクで出品・落札されているのを偶然発見し、懐かしい想いに浸っておりました。

④ AYERS TCSM(2005年製)

トラベルギターと呼ばれる、コンパクトギターです。旅行用・携帯用として売られていますが、小学生の練習用にもお薦めのサイズです。このサイズは、ミニギターとかパーラーギターとかいろいろな呼び方をされて、全長も75~95cmとマチマチですね(通常のアコギが102~106cm)。
有名メーカー各社から、或いは今では有象無象の無名メーカーからも発売されていますが、その中でも本格的に作られているものを探して購入しました。
AYERS(エアーズ)はベトナムの新進メーカーで、名前は失念しましたが有名なギタリストが全面的に監修に入った本格派との触れ込みです。
当時、小学生だった長男の最初のギターに!と意気込んで購入しましたが、長男は関心を示さずそのままお蔵入りです。今も殆ど未使用で残っていますが活躍の機会がありません(涙)
 
 
という訳で、今回はサイズ的に或いはジャンル的にちょっと異質なギター4本のご紹介でした。やっぱり個々の写真がないと、全くイメージ沸きませんね。個人の想い出を紐解く場になってしまいました。
 
次回からは、ギターに縛られず他の楽器や音楽についても語っていきたいと思います!

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