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寒い冬には『タイヤ空気圧』を必ずチェックして1割高めに入れておくべき件

木曜日は、クルマ談義です。

仕事でメンバーのクルマに乗せてもらうことがよくあります。
メンバーはマイカー持ち込みで得意先を巡回しているのですが、多種多様なクルマの助手席に乗せてもらっています。

今日のメンバーさん、途中でガソリン残量が気になってスタンドに立ち寄りましたが、給油している間、手持ち無沙汰なのでタイヤの空気圧を測ってもらいました。
助手席に乗っていてなんかモッサリしているなぁと感じていたのですが、案の定、200kPa(2.0kg/cm2)しかありません。
このプリウスの指定空気圧は 220kPa(2.2kg/cm2)ですので、明らかに少なめです。
スタッフにお願いして、230kPa(2.3kg/cm2)まで充填してもらいました。

同型のラベル写真を借用

タイヤの空気は時間の経過とともに徐々に抜けていきますが、なにもバルブが緩んで漏れているわけではなく、タイヤのゴム組成粒子よりも小さな酸素分子・窒素分子がゆっくりと放出されている為に空気圧が下がっていきます。
それと、気体は温度によって体積が変わることはご存知かと思いますが、冬季の低気温でタイヤ内の空気は想像以上に収縮し、それだけで空気圧は簡単に10%ほど減ってしまうようです。

従って、明日からのクリスマス寒波に備えて今すぐにでもタイヤの空気をしっかり多めに補填し、年末年始のトラブルを未然に防ぎたいものです。

タイヤの指定圧は、クルマによって、また乗車人数や積載荷重によっても変わってきます。
クルマごとの指定空気圧は、たいてい運転席側のドアを開けたところのステッカーに表示されています。自分のクルマの指定圧ステッカーを見たことないという方は、是非一度チェックしておきましょう!

先ほど、220kPa指定のところ 230kPaにと書きましたが、このくらい寒い季節には約1割ほど高めに入れておいて問題はありません。
特に年末年始は家族を乗せて荷重も増しますし、暖かくなる頃には自然に抜けますので、このクルマの場合なら 240kPaでも問題ないと思います。

【空気圧が高過ぎるデメリット】
・センター摩耗が発生しやすくなる
・縁石などに接触した際に傷を受けやすくなる
・跳ねる感じになり、乗り心地が悪くなる

【空気圧が低過ぎるデメリット】
・両肩摩耗が発生しやすくなる
・ハイドロプレーニング現象やスタンディングウエーブ現象が発生しやすくなる
・ホイールからタイヤビートが外れやすくなる
・燃費の悪化
・タイヤが揺れて挙動不安定になる
minkara.carviewより

因みに私のマイカーは指定圧が260kPa(2.6kg/cm2)ですが、給油の都度、空気補填してもらい敢えて常時280kPa(2.8kg/cm2)を維持しています。
燃費を稼ぎたいことと、キビキビした操舵感覚が好きなので。

いずれにせよ、タイヤの空気圧を計測する時は寒冷~常温の状態で。
走行するとタイヤ自体が熱を持ちますので、スタンドで補填してもらう時には出発地からすぐ近くのスタンドが望ましいですね。

あと、ひと昔前になりますか、『窒素充填ちっそじゅうてん』というサービスが流行しました。
いわく、窒素100%だと抜けにくいとか温度による膨張・収縮が少ないのでタイヤ圧の変動が少ないとか…
尤も通常の空気の約78%が窒素ですので、それが100%窒素になったところで劇的な変化を体感できるかは疑問ですし、一度窒素で満タンにしても抜けていく分を通常の空気で補填していけば徐々に濃度も薄まっていきますね。
新品タイヤ購入時の無料サービスや、スタンドで500円程度の有料サービスを見掛けますが、気休めにはなるかと思います。

さて、タイヤのことを語り始めたらもっといろいろ調べてみたくなりました。
次回は世界のタイヤメーカーについて、お伝えしたいと思います。
今週はこの辺で。

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