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そっちの気はありませんが、男声ハモリが大好きな件

さて、火曜日は音楽ネタで。
あれ? 昨日、『音楽バー』の話ししてなかったっけ?
あれはあくまでキャリアのお話し、今後の夢ですから(笑)


今さらですが、歌うことが好きです。
エレキ弾きの中には歌わない方もいらっしゃいますが、アコギ弾きはたいてい歌好きですね(個人の私見です…)
特に、ハモリが大好きです。
男性とのハモリというか、ツインボーカル。
だからアリスが好きなのか、アリスが好きだから男声ハモリが好きなのか…(笑)

女性とのデュエットは苦手ですね。
元々、音域の違う男女が主従のメロディを分担するわけですから、ちょっと無理があります。
今まで聴いた素人のカラオケで、『ロンリーチャップリン』を正確にハモレれる男性はお目に掛かったことがないし、『ふたりの愛ランド』のチャゲパートを正しく歌える男性もなかなか居ない。難しいんですよ、デュエットは。

男性デュオはまだ歌いやすいですね。
現代のPOPSは大半が THE BEATLES のコピーから派生していますが、彼らの初期のハモリは基本的な3度ハモリ(ドの上にミを重ねる)が多く真似しやすいのです(THE BEATLES The Everly Brothersからハモリの影響を受けたと言われていますが…)。

私も中学時代から従兄の影響でビートルズとアリスを聴き、男声ハモリの虜になりましたので、その後もチャゲ&飛鳥コブクロゆずなんかも好んで聴いていました。


若い頃にスナックやクラブなど夜の飲み屋を回る仕事をしていた時期があり、カウンターに座ってよく歌わされていましたが(笑)、その時にママから『あちらのお客様とハモってみてよ』と無茶振りされることがあります。
その時の先方の出方によっては、地獄を見るわけですよ。

アリスの冬の稲妻とか、俺、歌えますよ、歌いましょうよ!
夏の終わりのハーモニー、好きなんですよ。一緒にやりましょうよ!
たいてい、事故ります(苦笑)
最初にどちらが主旋律かでどちらがハモリか、或いはどちらが上(高い方)でどちらが下(低い方)か指定されますし、場合によっては『僕が谷村やりますから、堀内やってくださいね!』という方まで…
そのくせ、上を歌うと約束した方が高音出なくて下に来たり、谷村をやると宣言した方がメロ覚えてなくて堀内に来たり…。それならばと、僕が上に行くと釣られて上に来たり、僕が谷村ラインを歌うとそちらに重ねてきたり…
あぁ、面倒臭い(笑)

アリスのハーモニーは、45年ほど聴いていますがやっぱり好きですね。
谷村新司と堀内孝雄という天才2人のハモリは、正直言うと、聴くたびにメロが変わります。いろんなライブを聴いても、たまにテレビで観ても、どれもオリジナルのレコーディング通りにハモらないし、また毎回違います。
その辺を不思議に思っていたら、2019年1月の『週刊現代』に面白い対談記事がありました(正確には嘉門達夫のブログです)。
アリスの音楽の魅力について、嘉門達夫矢沢透が対談していて、『冬の稲妻』の件で矢沢透=キンチャンが次のように述べているのです。

(嘉門) 歌い出しの「あなたは~」という部分のインパクトが強いですよね。
(矢沢) 僕も歌い出しが気に入っています。ここは二人のハモりが印象的ですが、実は二人の音の取り方はいい加減なんです。一般的な理論に基づいたハモり方ではなく、それぞれが歌いやすいように勝手に作ってしまう。これが、耳に残るための武器になる。

そういうことなんですね。
特に、堀内孝雄=べーやんはそういう人なんです。
だから、彼はテレビでカラオケの得点を競う番組でAI判定による最低得点ホルダーなのです(笑)

そんなべーやんですが、谷村新司=チンペイさんともども御年72歳となり、アリスのヒット曲を歌っても若い頃の張りのある高音がしんどくなってきました。
オリジナルではチンペイさんが主旋律を歌ってベーやんが上をハモっていた曲が、ここ最近は下からハモるというシーンも見受けられます。
それでもアリスはアリス。二人の息の合ったハーモニーは絶品です。

あ、そうそう…
男声ハモリといえば、ジ・アルフィーの『星空のディスタンス』
一度でいいから、あの3声ハモリを気持ちよくキメてみたいなあ(笑)
タカミー役が居ないから、無理やなぁ(笑)

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