原付2種の先っちょにある白いV字型のペイントに気付いた件
木曜日はクルマに関するお話し。
先日、『ハンターカブでツーリングしたお話し』を書いたところ、『どんな免許で乗れるの?』とのお問合せをいただきました。
また『モネの池(岐阜県関市)』に停めていたら、鮮やかな赤色もあって注目を集めてしまい、『何CCですか?』とか『名古屋から下道で来られたんですか?』と声を掛けられました。
このHONDA ハンターカブ(CT125)は、排気量124ccで4速自動遠心クラッチのロータリー式トランスミッション車(カタログは4段リターンと表記、走行中はリターン式で停車中のみロータリー式になる)。
専門用語が難解ですが、スクーター(Vベルト無断変速機)と同様にオートマ車の扱いとなります。
いわゆるカブ系はこの遠心クラッチのおかげでエンストすることがない為、AT免許で運転できるわけです。
必要な免許は『小型AT限定普通二輪免許』といって、普通自動車免許保持者が自動車学校に通うなら技能講習8時間+学科1時間、費用は6~9万円程度で取得できます。
排気量125cc以下のバイクやスクーターは一般に『原付』と呼ばれますが、50cc以下が『第一種原動機付自転車』、50cc超125cc以下が『第二種原動機付自転車』となります。
従って、90ccや110ccの車種も『原付2種』の分類です。
『原付1種』と『2種』の違いとしては…
●制限速度は1種は時速30km/h、2種は60km/h
●1種は3車線以上の交差点で二段階右折の義務あり
●2種はタンデム(2人乗り)可能(免許取得後1年超)
の3点が大きいかと思います。
2種の方が走行速度域が高くなりますが、周囲の車両の流れに乗れる分だけ却って安全とも言われています。
ただし原付2種に於いても、高速道路・自動車専用道路は走行不可。
走行中に区分標識を見落として、うっかりバイパスに進入してしまうケースは多々あるようです…
あと、細かい外観のポイントですが…
原付2種はナンバープレートがピンクや黄色で、その下に白い△マークがあります。
加えて、フロントフェンダーの先端に白いVマークがペイントされています。
車体がホワイトの場合はフロントのVペイントが見えにくいのですが、凝視すると分かります。
これは、スピードや通行区分の取締りの際に、原付1種や150cc以上の車種と一瞥で区分できるように、警察庁からメーカーに指示された仕様のようです。
確かに、50ccスクーターが大型化しており125ccに匹敵する車種もある。
また125ccも大型化し、中型と見間違える車種もある。
それを白バイやパトカーから瞬時に判断する為に、前後にそういうマーキングがされています。
けっしてスタイリッシュなものではなく、なかなかデザイナー泣かせな標章ですが…
ていうか、白ボディに白ペイントだと一瞥できんやん(苦笑)
(トップ画像は arare-chinの日常 2022/05/05より借用)
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