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Notionテンプレートを販売/配布しよう - ダウンロード件数の集計方法

最近、Notion AIが盛り上がっていますが、同時に自分が愛用しているNotionページをテンプレート化して配布したり、販売する人も増えてきているようです。

海外ではかなりの売上を上げている人もでてきていて、ノウハウが確立しつつありますが、日本ではまだまだそのノウハウが浸透していない気がしています。
特に、noteやブログ等にNotionテンプレートの共有リンクをそのまま貼り付けているケースが多いです。ただ、この方法だと欠点があります。

  • 何人がダウンロード(複製)してくれたかわからない。

  • 有料で販売できない

ということで、Notionテンプレートの共有リンクの配布方法について簡単にまとめたいと思います。

Notionテンプレート販売の戦略とテクニックについては、1億円以上を売り上げたトーマス・フランクのノウハウを別の記事で取り上げているので、興味があればぜひ見てみて下さい!



ECサイトを経由する

海外ではこういう時に直接共有用のリンクを貼る代わりに、ECサイトを経由する手法が広がっています。無料配布であれば、0円で販売するイメージです。

こうすることで、様々なメリットがでてきます。

  • テンプレートがダウンロードされた件数が把握できる

  • 決済機能があるので、有償で販売することもできる(サービスによっては、投げ銭方式で買い手が価格を決める機能もあり)

  • 利用者のメールアドレスを入手できるので、今後のマーケティングに活かせる

特に、無料配布している方でも、何人の人が使ってくれているのか知ることができるというのは、大きなメリットになると思います。

どのECサイトを使うか

選択肢はこの辺りになるかと思います。これからも ”デジタルプロダクトに対応した" ネットショッピングサービスは増えていくと思うので、今後さらに選択肢は増えるかも知れません。

  1. Gumroad (海外サービス・日本語対応)

  2. Lemon Squeezy (海外サービス・英語のみ)

  3. STORES (日本製サービス)

  4. note (日本製サービス)

  1. Gumroad (ガムロード) は、世界を見ると現時点で一番人気のようです。決済手数料が10%と安く購入時に入力しなければいけない項目はメールアドレスのみ、ということで、売り手側も買い手側も非常に手軽に利用できるのが強みです。無料配布(0円設定)も可能です。投げ銭方式で、買い手側に自由に0円以上の価格をつけさせて購入してもらうこともできます。
    サイトのデザインもオシャレで、クリエイターエコノミーとの相性も良いようです。日本語に対応している点も、日本人にとっては大きなメリットですね。(若干機械翻訳的で違和感がありますが…)
    リンク: https://gumroad.com/

  2. Lemon Squeezy (レモンスクイージー) も、今注目が集まっているデジタルプロダクトを販売することに特化したECサービスです。こちらはGumroadよりも手数料がさらに安く5%+50セントに設定されています。("+5セント"なので、安いものを販売する場合はむしろ高くなることは注意です)
    日本語にはまだ対応していないようなので、その点は売り手・買い手、双方にとってハードルになるかも知れません。
    最近よく目にするようになってきたので、今後さらに利用は広まると思いますが、現時点ではまだあまり評判を聞いたことがないのが正直なところです。
    リンク: https://www.lemonsqueezy.com/

  3. STORESは、決済手数料5%と上の2つより更に安いです。0円販売もできます。日本国内のサービスなので、安心して日本語で利用できます。
    デジタルプロダクトの販売にも対応していますが、商品は「ファイル」でなければいけないので、NotionテンプレートのURLを記載したドキュメントなどを作成する必要があります。
    また購入時に、氏名、電話番号、メールアドレスの入力が必要になるので、やや手間が大きいです。さらにメルマガ登録は任意なので、マーケティングでの活用するためのメールアドレス収集は限定的になるかも知れません。
    リンク: https://stores.jp/ec

  4. noteを使っている人は日本ではよく見かけます。有料記事を販売するプラットフォームとして浸透しているので、利用者側が支払いをすることへの障壁が少ない点がメリットかと思います。
    デメリットは、すでに触れたとおり、記事内に直接リンクを貼ってしまうとダウンロード件数が集計できないことです。また、有料で販売すれば件数は集計できますが、上3つに比べると、手数料が非常に高く、複雑です。決済手段に応じた事務手数料(5~15%)に加えて、プラットフォーム利用料10%がかかり、さらに、売上金を受け取るための振り込み手数料が270円かかります。
    手数料の詳細: https://www.help-note.com/hc/ja/articles/360011358873

まとめ

あくまで個人調べではありますが、現時点ではGumroadが一番よい選択肢じゃないかと思っています。自分自身もGumroadを使って無料配布をしています。(有料テンプレート販売の経験はまだないです)

今後、プレミアム価格なNotionテンプレート販売をする機会があれば、手数料のインパクトが大きくなるので、Lemon SqueezyやSTORESの利用も検討するかも知れません。(Lemon Squeezyについては日本語対応した場合ですね)

noteを使って、共有リンクをそのまま貼り付けたり、noteの有料記事機能を使ってテンプレートを売るのは、手数料を考えると非常にもったいないと思います(別サイトに移動しなくてよいというのは買い手側にとって大きなメリットですが)。


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