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未来は霧の中に

”Faubourg Saint-Honore 伝説の並木通り
古い雑誌をめくれば カルダン et クレージュ
宇宙服 流行りし頃 科学も夢を見てた”
        ー『未来は霧の中に』by Yuming

 諸般の事情で休止していた動画の制作を再開しようと思っています。
再開にあたって自分自身のモチベーションのためにも、もう一度何のためにやろうとしているのか初心に帰りたいと思います。

 STEAMを広めたい。
STEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の頭文字をとったものです。
最近は、とかくAIなどと言うと、「仕事が奪われる」等悲観的な意見が多いような気がします。
確かに、リンダ・グラットン著『LIFE SHIFT』でレクリエーションからリ・クリエーションと提唱されているように科学技術の発展は、常に自分自身のアップデートを要求します。
しかし、産業革命等、科学技術が生産性向上に寄与してきたのも事実です。
少子化の先頭を走っている日本にとっては、生産性の向上は欠かせません。

少し前に日本でも中国でヒットした劉 慈欣著『三体』がヒットした。
彼の国ではSFがヒットする市場があるようだ。それはまだ、科学技術が好意的に受け入れられている素地があるからではないでしょうか?
世界第2位の経済規模に達しながら未だそのマインドが残っているとすれば、中国の覇権はまだまだ続くのではないかと思うのです。
それに対して、科学技術に対して前向きになれない今の日本にSFがヒットする素地があるようには思えないのです。

”東京のまちはオリンピックひかえ まるで絵のように時が過ぎた
私は9つ 覚えているのは まだ 未来が霧の中”
          ー『未来は霧の中に』by Yuming

昔、日本にもSF人気の時代がありました。
星新一、小松左京、筒井康隆らSF御三家と呼ばれていた作家達が活躍していたのは主に60〜70年代前半だ。以前の東京オリンピックは64年でした。
この時代はきっと日本でも発展する科学技術が、未来の生活を更に豊かにしてくれると信じていたのではないでしょうか?
延期されたとはいえ、奇しくもオリンピックイヤー。
科学技術は未来の生活を豊かにしてくれるというマインドを醸成できる一助になれるよう誰でもわかりやすいようSTEAMを紹介していきたいのです。

6月1日より再開出来るよう、制作していきたいと思っています。


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