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inception / McCOY TYNER TRIO

フュージョン・ミュージックと呼ばれるカテゴリーの音楽、やっていい人と、やらない方がいい人っていると思うのですが、ピアニスト:マッコイ・タイナーは、明らかに後者に属します。70年代に入ると、真剣にフュージョンと向き合ってしまい、アコースティック・ピアノの演奏でありながらロックバンドにも匹敵するような強烈サウンドになっちゃいました。それを高く評価する人もいますが、私は賛成できません。結局、フュージョンに取り組み始めて以降、彼独特の繊細なタッチがすっかり消え失せてしまったのです。ああ、もったいない。人間、まじめ過ぎるのもどうかと思います。
私自身、ジャズ専門誌を読まなくなって数十年(かなり長期間のブランク)が経過しましたので、今どうされているのか知りませんが、ご紹介しているアルバム“inception”は62年の録音。伝説の巨人と化してしまったジョン・コルトレーンの黄金期であり、ドラムのエルビン・ジョーンズと共にコルトレーンの相棒をつとめていた時代です。「これぞジャズ・ピアノ」と思わずにっこりしてしまうナイス・タッチなピアノ演奏ですよ。こういうサウンドを聴くと、やはりジャズはアコースティック・サウンドが一番!とつくづく思うのです。
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