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子どもの車やバス置き去りを防止するために Part1

こんにちは、かっちゃんです。
かなり久しぶりに更新します。
本業で環境の変化等があり、更新が滞っていました…

今回はどうしても書きたい内容があったので更新した次第です。
それはつい先日あった女児バス置き去り事件です。
毎年夏になると残念なことにこの類の事故・事件は起こっているのですが、今回ばかりは園の会見も含めて憤慨したので、二度とこのような問題が起こってほしくない、そんな気持ちから更新しようと思いました。

置き去り防止のための取り組みについて今回は紹介や僕なりにアイデアを考えてみました。ITやセンサーを使ったような取り組みを中心に書いていきます。



今回この置き去り防止を下記の3つに分けて考えることが重要なのかなと思います。

  1. バスに乗る前

  2. バスに乗っている間

  3. バスから降りた後

この3つの観点から考えると、置き去り防止策が見えてくるのかなと思います。まずはバスに乗る前について考えてみます。


乗る前にできることとしては

1. QRコードスキャン

こちらは既に取り組みが行われており、フルティフルという会社が「QRだれドコ」というサービスを展開しています。


スマホで園児が保有している(名札の裏など)QRコードを読み取って、誰がどこにいるかをチェックするというサービスです。
点呼代わりのように使用でき、スキャン後は保護者の方も確認できる仕組みになっているようです。価格もかなり安く、アプリのダウンロードが必要ないことから手軽に始められるのもポイントだと思います。



2. ICカードスキャン

これは少し調べてみたのですが、意外と見つからなかったです。
交通系ICカードがこれだけ発達しているので、各社のカードとうまく組み合わせるようなことができると思います。実際に、Suicaではまもレールという機能があるので、そちらの応用ができないか、ということですね。
お金をどう生み出すのか、という提供側からの点からみると少し難しいかもしれませんが…恐らくできなくはないことではなかろうか思います。


3. 指紋・顔認証

これらも近い未来を考えると、かなり利用の効果性は高いのではと思います。現在、各公共交通機関が顔認証での乗車ができないか、実験等を繰り返しています。その延長上で、バスにも導入し、乗る前に認証、降りるときにも認証、ということができれば置き去りはなくなるかと思います。
ただし、現在顔認証のスピードはICカード等タッチ処理速度に比べかなり遅いので、そちらは今後の課題かもしれません。



4. タブレットやタッチデバイスを使った乗降確認システム

バスの乗降口付近にタブレット等を置いて、乗降時にタップするというようなものです。人数のみの確認であれば、乗り降りの際にタッチしてもらえばいいのですが、押し間違え、何度も押す等が発生しそうです。
遊びたくなるというようなイメージです(笑)
子どもとリンクさせる場合は、やはりタブレット内での操作が少し必要になるので時間がかかりそうです。そうであれば、タッチ一つで完結するようなICカードの方が利便性はあるような気はします。



5. 帽子や制服、衣服にICタグを付ける

バスの乗降口に受信システムを置き、通るとICチップ側とのリンクで誰が何時に通り過ぎたか、ということが瞬時にわかるというような仕組みです。タグは安いものは数十円から購入可能なので、本体側の価格次第というところです。
あとはスキャン精度がどのくらいを求めるか、というところです。
感度が良ければ乗降時に多少の動きがあってもきちんと読み取ることができるところは大きなメリットがありそうです。



バスに乗る前の取り組みとしては上記のようなものを取り上げてみました。
実際に既にあるものや、まだないものも含めて書いてみました。
乗る前のポイントは、いつ、どこで、だれが、どのバスに乗ったのか、というところがポイントだと思います。
これが把握できるものとなると、やはりQRコードスキャンや、ICカードスキャンが現実的なのかなと思います。
そして乗ったことを通知や共有できるような仕組みが重要になるのではと思います。


今回はここまでにします。
次回はバスに乗っている間、降りた後の置き去り防止策を考えていければと思います。


今回参考にしたもの
バス点呼機能追加したQRコード活用の園児置き去り防止アプリ、無料利用を呼びかけ
あらゆるシーンで活躍する顔認証
バス置き去り事故防止に人に頼らない仕組みを、子供の事故防止NPOらが提言
れんらくアプリ
まもレール
パナソニックら、電車、バスの乗車は顔認証で--千葉で実証実験


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