本当に踏ん張らないといけない時は、泣かないようにしています。泣いて体力を消耗している場合じゃない。

涙目になっているソウ マチです(涙)。

泣きそう……(涙)。わたしが書いた原稿に編集長さま & 校正さまがアドバイス(ど正論のツッコミ)をお書きくださった「ゲラ」というのが返却されてきたのです(涙)。

もちろん一所懸命に書いたさ! いろいろ調べて書いたさ! 理論が破綻してないか、当時の風俗を再現しているか、アホほど調べて書いたさ!!

それなのに間違いが多すぎる!!!!!


日本語の表記が間違っているのは、あきらめます。わたしは「下ろす」と「降ろす」の違いを知りませんし、ご指摘いただければ感謝して修正します。でも計算は頑張ろうよ!! 電卓だってエクセルだって使っていいんだから、掛け算はちゃんとしよう! だがしかし、百歩譲って掛け算はヨシとしよう!

オレ、足し算を間違えるな!!(怒)


どんだけバカなんだよっっ!? あんなに指を折って数えた(←この時点で間違っている。電卓を使え!!)のに、間違うかね? バカなの? そうだよ、バカだよ!! しょーもないコトでお忙しい編集長さまや校正さまのお手をわずらわせるな! オレ、死ねっ!!

そして今回は日本の伝統色が出てきます。雅(みやび)で和風な色の名前♡ どうせなら字面も素敵な名前がいいな♡と思って、風雅な花の名を冠した色にしました♡ そしたらその花、外来種らしい……!! 他にも間違いないと思って書いた植物が、これまた外来種! ずっと昔からあると思っていたのに、たしかに昔からあるにはあるが、安土桃山時代にはなかったらしい! 今まで外来種のことなんて考えたこともなかったけれど、こうなると外来種のことで頭がいっぱい! あなたたち、いつ日本へ来たの!? 

書く前に調べれば良かったのでしょうけれど、まさかその時代に無いなんて想像さえしていなかった!! 肩書だってそうなのです! 今はフツーに使っている肩書が、当時はまだ無かった!! どうしよう!? さらに当時は13歳になれば立派な大人でした! でもそれをそのまま書いてしまうと、今の時代の認識とズレが生じる。どうしよう!?

どうしようと言っても、なんとかしないといけません! さいわいお話の根幹に影響する重大なミスはなかったので、そこは良かった!

すでに出ている2巻で「朱印船貿易」は姫さまが考え付いたという設定にしました。姫さまがいた時代と朱印船貿易の始まった年が合致したからです。ところがちゃんと説明を書いていなかったので、校正さまを驚かせてしまった! それまで丁寧な文字で書かれていたご指摘が急にブルブル震えた字になり「朱印船貿易が始まったのはこの翌年からで、このお話の時はまだ始まっていないのですが……?」

そりゃ、そうだ。校正さまはまさか姫さまが考えたとはお考えにならないだろうから、わたしの致命的なミスに見える。そしてミスなら大幅な書き替えが必要です。お話の根幹に関わる設定なので、どえらい騒ぎになる! それを想像した校正さまの字がブルブル震えるという……(涙)。すみません。ミスじゃないです。説明不足です。驚かせてすみませんでした!!

今回苦労したのは、罵り合いのシーンです! いまはコンプラが厳しいですし、清く正しく美しい児童書なので、言葉の表現がむずかしい! でもNGギリギリの線を突いて勢いのある罵詈雑言を並べたい!!

使いたい言葉を一つひとつ調べてゆくと、どれもこれもNG表現です(涙)。わかるけどさ~! わかるけど、そんなに言論統制しなきゃダメなの? そうは言ってもダメなものはダメなので、使える語句だけ集めてゆく。そしてこれはギリギリだな……そう思いながら「お前のかあちゃんデベソ」をコソっと入れたら、すぐにNGが出ました(涙)。バレたか……(涙)。

でもこれ、ビミョ~なのですよ! 意味としては「マザー〇〇ッカー」というニュアンスらしいのですけれど、「〇〇ザーファッカー」なんてフツーに使いませんか? それどころか「〇〇ッキン! サノバ〇〇チ!」とか言いませんか?? 言いますよね? 言わないですか?? それに比べたらぜんぜんぬるいと思うのですが、絶対使っちゃダメではないが望ましくないらしい……。

そもそも児童書に罵り合いのシーンが必要か? そう思われるかもしれませんが二人の仲の良さを説明するには、口汚い罵り合いが必要なのです! そういうワケで口汚く罵り合っているにも関わらず、NG表現は一つも出ないシーンを書きました!! オレ、頑張った! パニャニャンダ!!(←ラオス語で頑張ってという意味らしいです♪)

また明日から、ゲラと闘わねばならないのか……(涙)。自分の間違いを突き付けられるから凹むのですよ……。そして間違いではあるけれどあえての間違いがあったりするので、正論 VS 面白い表現の真っ向勝負になったりして大変なのですよ……。わたしは面白いほうがイイと思うのですが、校正さまのお仕事は正しい表現です。どちらも自分の仕事を果たすという役目は間違ってはいないので、ガチのぶつかり合いになる……(涙)。

でも以前よりマシです。以前はゲラを見るとショックで3日寝込んでいたので、寝込まないだけマシ。オレ、頑張ろう!!

〇事件現場 続報

先日の記事に書きました。「チャリで角を曲がったら、目の前に事件現場があってあやうく突っ込むところだった」その続報です。

パトカーが来て鑑識の方たちが現場に△の目印をアチコチに置いて、座り込んで調べているときに、わたしがチャリで突っ込みそうになった! 危機一髪で突っ込まずにすんだのですが、警察官の方に大声で制止されたのと住人の方たちが目を丸くして見ていたので、恥ずかしくて何の事件か聞けませんでした。でも何があったか知りたい……。

先日、夜中にチャリで現場を通りました。街頭がないので真っ暗です。暗闇に目をこらして見ると、△目印が置いてあった場所に痩せたおばあさんが座っている。道路の縁石に腰かけて、じっとこちらを見ています。あのおばあさんに、事件の詳細を聞いてみよう♪ そう思ってゆっくり近づきながら頭の中でおばあさんとの会話をシュミレーションしていました。

ソウ:こんばんわ! この間、ここで事件があってパトカーが来ていましたよね? 何があったのですか?
おば:…………。
ソウ:ずいぶんたくさんの警察官が来ていましたけれど、何があったのですか?
おば:…………あんた、わたしに話しかけてるのか?
ソウ:?? はい。そうですが?
おば:…………わたしが殺されたんよ。
ソウ:え?
おば:…………あの日、わたしが殺されて警察が来たんよ。
ソウ:え? だっておばあさん、生きてますやん??
おば:…………他の者に、わたしは見えてない。わたしが話かけても、誰も答えてくれへん。でもあんたには、見えてるらしいな……。

そんなこと言われて部屋までついてこられて、部屋に居座られたらどうしよう!? 夜中に目をさますと血だらけのおばあさんが暗闇からわたしをじっと見ていたら!? ムリです! 怖いです! 怖すぎます!!

というワケで、おばあさんに話しかけるのはやめました! 日中に確実に生きてる人に聞いてみます!! 

皆さまも知らない方に話しかける時は、その方が生きているかご確認くださいませね~!! どうぞ良い一日を~!!

〇おまけ

先日からわたしの本を出してくれと直訴している編集さまから昨日、また記事に♡が付きました……。アレかしら? 記事をまったく読まずに♡をお付けになっているのかしら?? それとも熟読して「これはおもしろい!」そう思ったら♡をお付けになるのかしら?? もしおもしろかったら、本を出してもらえませんか?? どうぞよろしくお願いいたします!!




サポートも嬉しいですけれど、拙書「姫さまですよねっ!?」をぜひご笑覧くださいませ(^▽^)/ 愉快で楽しい本です♪♪