また泣かせてしまった……!

ご機嫌いかがでしょうか? 女泣かせのソウ マチです☆ 今まで泣かせた女性は数知れず! めっちゃ泣かせております!(注・当方、女です)

最初に泣かせたのは偶然です。働いていた職場で社長とトラブルになり、給料が未払いになりました。社長が嫌がらせのため友人の司法書士を味方につけて、お給料を供託金(どっか国の機関に預けてしまう)にされた。いまだに供託金が何か知りませんけれど、お給料をもらえないのは困る! 困ったわたしは図書館へ行って、法的に反撃する方法を探していました。法律関連の棚を夢中で探していると、30代くらいの女性司書さんから声をかけられた。

司書:なにかお探しですか?
ソウ:会社とトラブルが起こった際の対処法の本を探しています。
司書:まぁ! どうして!?
ソウ:じつは……。

かいつまんで事情を話すと「資料になる本を探してみます!」そう言ってくださった。ありがとうございます! 助かります! 本は探してもらえることになったので、司法書士に対抗するなら弁護士さんだろうと、以前に離婚でお世話になった弁護士さんに相談した。

弁護:まだ私が出る段階ではありません。ソウさんなら自分でできるので、やってください。
ソウ:なにをですか?
弁護:未払いの残業代や給料を自分で会社へ請求するのです。証拠は集めてあるでしょう?
ソウ:勤怠記録はあります。
弁護:私が出ると弁護士料がかかります。ソウさんなら自分でできるので節約できます。自分でやってください。
ソウ:はあ……。(ものすごく信頼されているな……)

司書さんが参考になりそうな本をたくさん見つけてくださっていたので、それらを参考にして書類を作り会社へ請求しました。結果、社長と司法書士が激怒してわたしを閉じ込めようとした(監禁ともいう)ので、110番通報して警察沙汰に……(;^ω^) 結果、社長はわたしの雇用保険で虚偽の申請をしていたことが発覚して労働基準監督署が登場。わたしも至らぬ点は多々あったのですけれど、社長と司法書士が100%悪いみたいなカタチで終結して、無事にお給料をもらえたのでした。

後日、図書館の司書さんのところへお礼を言いにいきました。監禁とか警察というと心配させるのでサラリと言おう……。

ソウ:おかげさまで無事にお給料がもらえました♪ ありがとうございました♪
司書:それは良かったです!
ソウ:たくさん資料を探してくださったおかげです♪ 無事に解決できました♪

すると司書さんの目から涙がブワワと!! なんで!? なぜ泣く!?

司書:本当に良かった……(涙)。わたしも私生活で色々ありまして……(涙)。でもお互いに頑張りましょうね!!
ソウ:そうですね! 頑張りましょうね!

そして気づけば泣きじゃくる司書さんを抱きしめて慰めているわたしが……!! なんでっっ!?

こういうコトがけっこう多くて、その流れから身の上相談が始まるパターンが頻発しまして「これは仕事にしたほうが良い気がする」そう思って相談員になりました。

市役所で受けていた相談は主にドメスティック・バイオレンスです。けれど基本的に何でも受けていました。だってお困りなら力になりたいもの!

この仕事で、絶大な信頼を寄せていただけるフレーズを発見したのでシェアします! 相談に来て下さる方は老若男女問わず、いろいろな方です。どの方にも最初に言っていたのは……、






ソウ:あなたのお話をちゃんと聴きます! ちゃんと聴くので、上手に話そうなんて思わなくて大丈夫です! 順番や内容がゴチャゴチャでも気になさらないでください! あなたのお話したいことを聴かせてください!

「あなたのお話をちゃんと聴きます!」これを言うと、十人中お一人くらいは泣いていました。「今までこんなに優しいことを言われたことがない!」「夫(妻)はわたしの話を聞いてくれなかった(涙)」そしてお話をしてくださいます。もちろんわたしは真剣に聴きます! すると、どうなるか? 「話を聴いてもらってスッキリしました! ありがとうございます!」そう言ってスッキリ顔で帰る方が多かった! 問題は解決していないのに! そうなのです! 誰でもちゃんと話を聴いてほしいのです! そして話を聴いてもらっただけで、悩みの大半は「まぁ、いっか」となるのです!! 「あなたのお話をちゃんと聴きます!」は魔法の言葉です☆ ぜひお使いくださいませ☆

公私にわたって泣かせた女性は数十人にのぼると思います。ものすごく泣かせている! そしてその大半が嬉し涙なのは、わたしの自慢です☆

しかし今日は、新しいパターンでした。

月に一度の血祭り☆パーリー(生理ともいう)を止めるために、クリニックへ行ったのです。対応してくださったのはベテラン看護師さん(美人)と、新米看護師さん(カワイイ)二人の女性でした。

美人:お注射しますね!
カワ:わたしはお手伝いをします(^▽^) お腹に皮下注射をするので、お腹のお肉をつまみます。ソウさん、痛くないですか?
ソウ:大丈夫です! ガッツリつかんでください!

急に話が変わりますけれど、いいですか? 病院で体重を計ったら55・7kgでした。5か月前にレジのバイトを始めたときは64kgだったので、8・3kgも痩せていました……。ビビりなのですぐビビって痩せるのと、注射の副作用で更年期障害の症状(急に身体が熱くなる・ホットフラッシュ) が出ているおかげだと思います☆ 更年期にもイイコトはあります☆ ビバ! 更年期!!

閑話休題。病院のベッドで横になったわたしに、美人さんと可愛いさんが注射を打つ場面です。わたしは仰向けで寝ているので、自分のお腹は見えません。

美人:太い注射でごめんなさいね~!
カワ:本当に太い注射ですね! ソウさん、すみません!

お二人が謝る必要はないのですけれど、なぜか謝ってくださる。美人さんとカワイイさんが「太い注射」と言うと、そこはかとなくエロいんだが……。なにかのプレイなのか??(←ちがう)

美人:針も太いの! ごめんなさいね~!
カワ:本当に太いですね! すごく太い!!
美人:刺しますよぉ~! わぁ、これは痛い!!
カワ:イタイ! イタイ! イタイ! こんなに太いのが刺さったらイタイです! 

身体に針が入るのはイタイですけれど、我慢できないほどじゃない。それに見えないから平気。それよりお二人のセリフがエロい……。この音声、マニアに売れるんじゃなかろうか?(←邪悪なことを考えている)

美人:はい、終わりました~! 痛かったでしょう? ごめんなさいね!
カワ:………………。

さっきまで元気だった可愛いさんが無言になっている。どうした?? 見ると彼女は泣いていました。 なぜ泣くっっ!?

カワ:こんなに太い針が刺さるなんて……エグ……エグ……。ソウさん、かわいそう(涙)。

なぜ泣くっっ!? 今まで注射の場面を見たことないのかっっ!?  

ソウ:大丈夫ですよぉ~! 献血を何回もしているから、慣れているんです(^▽^)
カワ:でも今日の注射は献血とちがって薬剤が身体に入るから……エグ……(涙)。

治療のために注射したんだから、薬剤が入らんと逆にアカンやろう!! なぜ泣くのだっっ!?

どうやら優しい彼女は太い注射針にショックを受けたのと、それをブッスリ刺されたわたしが気の毒で泣いたらしい……。気の毒かもしれんが注射をしないとバイトをクビになるから、自分で選択した注射だから気の毒に思う必要はないのですよ……。

もしもわたしが男だったら「あなたのメアドをもらえたら元気が出るから、メアドをください(^▽^)/」そう頼めば、メアドをゲットできた気がする……。そして可愛いさんと付き合えるようになったかもしれない……。

でも今日の注射ってそもそも生理を止める注射なので、男性は絶対に打たない注射なんですよね……。そして何人もの女性を泣かせてきたわたしですけれどわたしはノンケなので、彼女たちから好意を寄せられてもどうしようもないのですよ……。

なんだかすごくもったいないコトをしているような気がします……。この才能、売れないかな??(←邪悪なことを考えている)


サポートも嬉しいですけれど、拙書「姫さまですよねっ!?」をぜひご笑覧くださいませ(^▽^)/ 愉快で楽しい本です♪♪