サンクスラボタレントさんインタビュー!①
サンクスラボでは、タレントさん(※利用者の方々のことです!)に不定期でインタビューを行っています。
入社の経緯や行っている業務、パートナー(※支援員のことです!)とのエピソードなど、赤裸々に語っていただきます。これから利用を検討している方に、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
記念すべき第1回は…長崎オフィスで、ほぼフルリモートで働いているAさんです!
どのような思いで働いておられるのか、聞いてみました!
ここがポイント!
・特性への理解や暖かさがあり安心して働ける
・適正と希望に沿った業務を行うことで自分らしい成長を目指せる
・家族含めたライフステージに応じた働き方を検討できる
■入社前
サンクスラボに入社する前のご状況を教えてください。
もともと人と話すことが好きで、保険の事務、飲食店のキッチン、パチンコ屋のフロアなど、いわゆる接客業を幅広く経験してきました。
医療事務の仕事をしていましたが、体調不良で休みがちになってしまった時に上司に呼ばれて、そこで初めて病気のことをカミングアウトしました。
その時に一番傷付いたのは、「実は手帳を持っているんです。」と見せた時の上司の表情です。正直グサッときました。
医療関係の仕事に携わっている人でもそういった偏見を持つんだな…と、とてもショックを受けました。
そこから、やはりフルタイムの正社員で働き続けるのは難しいと思い、短時間のパートで働くようになりました。
ただ、パート先でも病気のことは隠して働いていたため、体調の波で急な欠勤をすると、やはり「なんで?」と怪訝な顔をされてしまうんです。
後々「実は、こういう病気なんです。」と事情を伝えると、それでは厳しいからと解雇されることもありました。
以前通院していた病院ではずっと「B型から練習をしてみないか」と勧められていましたが、B型だと雇用契約がなく工賃になってしまうのが嫌で受け入れられませんでした。
今の状態の自分を受け入れてくれる仕事があるのか不安な気持ちもありましたが、とにかく病気のことを隠さずに働ける仕事を『障がい者枠』で探そうと、ハローワークに行きました。
■入社したきっかけ
ということは、そこでサンクスラボに出会ったわけですね!
はい。ハローワークで職業相談をしていると、ちょうどサンクスラボの長崎オフィスが開所するタイミングで求人が出ており、担当者からも「最初のメンバーだとストレスもかかりにくいのではないか」とアドバイスされたため、見学に行ってみることにしました。
結果的にその日のうちにそのまま面接を受けることになったのですが、面接を受けてみて、即『ここで働きたい!』と思いました。
面接を担当してくれたサービス管理責任者や支援スタッフが、自分の病気の話や過去の話を色々聞いても変な顔や偏見など一切なく自然に受け入れてくれて、ここがいいなと直感で感じたんです。
(※長崎オフィスが開所になった当時はタレント(利用者)2名でのスタートでした。)
■病気について
ありがとうございます。先ほどから病気の話をしてくださっているのですが、ご状況についてもう少し教えていただいてもよいですか?
摂食障害とうつ病の診断を受けています。
うつ病は昔からずっと付き合っていて、薬の量は増えたり減ったりといった感じです。睡眠に問題があり、どうしても過眠状態になるときがあるんですが、そうすると20時間以上飲まず食わず、トイレも行かずで寝てしまうことがあり、自然と薬を飲まない状態になってしまうんです。
薬を飲み忘れると動けなくなって、それで仕事を休むという悪循環になるので、それだけは避けねば、と。サンクスラボで相談したら、
今一緒に働いているチームのパートナーから、
寝る前に「薬を枕元に置くとよい」とアドバイスを貰いました。
言葉にすると単純な話なのですが、枕元にあると一瞬起きた時にでもパッと飲むことが出来ます。
それからお茶と薬を枕元に置くようにしていて、薬の飲み忘れもなくなりました。食べ吐きのことについては、現在は在宅になっているので、周りの目を気にする機会が減って落ち着いているかな、と。
自分のペースで食事をコントロールしやすくなったので症状が落ち着いたのかな、と感じています。
■在宅勤務になった理由
なるほど!そういえば、どういった経緯で在宅勤務になったのですか?
働き始めては通所での勤務でした。
コロナ禍が始まった頃に一度在宅勤務になり、緊急事態宣言が解除されたから出てきて下さいとなった時に、最初は普通に出られていたのですが、これまで自宅の静かな環境下で仕事をしていたところから一気に環境が変わり、周りの目とか声が気になり仕事に集中できなくなってしまいました。
それで今まで以上に体調を崩すようになり、かかりつけの医師に相談した結果、期間限定でも良いので在宅勤務を継続させてもらえないかという話が出て、サービス管理責任者に相談をしました。
最初OKを出せるかは分からないと言われていましたし、ほぼ無理だろうなと思っていましたが、上に掛け合い最終的に許可を出してくれたサビ管には本当に感謝しています。
結果的にその後また次のコロナの波がきて全員が在宅勤務になりましたが、こんなふうに 一生懸命私たちタレントの事を考えて、守ってくれる、そんな安心感を感じさせてくださったことが本当に嬉しいですし、とても頼りにしています!
■在宅勤務のメリット・デメリット
とっても素敵なエピソードですね!フルリモートの働き方は良い点、悪い点が色々聞こえてきますが、実際やってみていかがですか?
メリットとしてはまず、体調が悪く人から見られたくない時に隠せることですね。
事業所としては体調が悪くなったときに使えるベッドもあり、備えてくれていますが、個人的には具合の悪いところを人に見せたくないし、無理に笑顔を作るのがきつい時もあるので、そういう時に在宅勤務だと有難いです。
また、睡眠障害があるので、昼休みは1時間しっかり横になって休憩を取れることが助かります。会社にいるとそういうわけにはいかないですから。
あと、これは長崎オフィスの独特な部分ですが、タレント(利用者)からパートナー(支援スタッフ)になった方がいるので、当事者の気持ちがよく分かってもらえます。
在宅だと一人黙々とした作業になりがちですが、体調が悪い時は無理せず休憩しながらでも良いからと気遣ってくださいますし、孤独感が強い時はいつでもチャットを送ってきてねと声をかけてくれます。
また、仕事が終わってからすぐに家事が出来るのも、主婦としては助かりますね。子供からしてみても絶対母親が家にいるというのが分かっているので、迎えに来てとお願いしたい時も言いやすいみたいです。
逆にデメリットですが、、、いつか在宅勤務が終わる時が来ると思うので、その部分は不安です。
また、もし元気になって一般の仕事をしてみようと考えた時に外に出るようになったら、その際のギャップは大丈夫かなという心配もあります。たまに通所してくださいという連絡があってオフィスに行くのですが、行ったら行ったで色々な人と雑談が出来て楽しいんです。
そう考えると人とのコミュニケーションってやっぱり大事だなと思うので、こうして人と会わずにずっと家にいる部分はデメリットになるのかなとも思います。
■仕事内容について
ありがとうございます!最後に、サンクスラボでの仕事について詳しく教えてください!
以前はマーケティング部でコラムを書いていました。
サンクスラボが運営を受託しているオンラインコミュニティゲーム(MILU※)のユーザーさんに向けて更新情報や遊び方ガイドをまとめたり、障害年金など使える行政サービス、社会資源などのお役立ち情報を社内向けにまとめたりする、という業務です。
※MILU・・・本格的な3Dアバターを使って、みんなで楽しむ「オトナが遊べるおしゃべりゲーム」です。
たくさんのイベントやコミュニティを通じて「すぐに」友達ができます!
従来のバトルRPGとは異なり、コミュニティ機能に特化しているため、
若年層ユーザーから癒しを求める年配ユーザーまで、
幅広い層に人気のあるオンラインコミュニティゲームです。
現在はサンクスラボが運営を受託しているオンラインクレーンゲーム(やったれ!キャッチャー※)のサイト管理がメインで、サイト内の文章/記事作成やチェックをしています。
他の方が書いた記事の誤字、日本語の使い方、文字揺れ、表記などをチェックし、正誤表と照らし合わせたり、表現に違和感を感じたら自身でもネットで調べたりして修正しています。
4名のチームで動いているのですが、オフィスが違う(博多や沖縄)方もいて、在宅勤務とも相性の良い仕事です。
※やったれ!キャッチャー・・・スマートフォンやパソコンを使って、本物のクレーンゲームを操作できるオンラインクレーンゲームです。
■サンクスラボの職場環境について
一口にA型事業所で働くといっても内情は様々で、「こういう所もあった、ああいう所もあった」という話を聞いていると、サンクスラボの職場環境はすごくいいんだなと感じています。
サンクスラボは残業はさせないスタンスや、早く来すぎないように気をかけてくれる声掛けがあり、とても働きやすいです。
子供が現在高校2年生で、卒業後県外に行ったときに「ついてきていいよ」と言ってくれているのですが、今の仕事以上に楽しめてちゃんと続けられる仕事はない!と思っているので、悩みますね。
もし福岡とかだったら福岡の事業所があるのでそこに異動させてもらいこの仕事を続けたいなと思っていますが、もし九州以外の場所だったら、引っ越ししたくないなぁと考えちゃいます。子供にはついていきたいんですけどね。そういったことを気軽に相談できるオフィスの雰囲気もとてもいいなと思います。
無理をして普通の仕事を頑張っていた時のことを思い出すと、あそこでハローワークに行って、サンクスラボと出会い、A型に来て本当に正解だったなと思っています。
大好きなサンクスラボで、これからも仕事を頑張っていきたいです!
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■後記
サンクスラボへの愛が伝わる素敵なお話をありがとうございました。いっしょに働くメンバーや業務へのフィット感も随所で感じられ、この取り組みをどんどん拡げていきたいと改めて感じました。仮に今後他の場所に行かれても働き続けられる仕組みを構築せねば…!と私も思いを新たにできたインタビューでした。
今後も不定期で現場の声をお届けしていきます!こんな話を聞いてみたい、というリクエストも受付中です。
community(☆)thankslab.biz(☆を@に変更)へお気軽にお問い合わせください!
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《お問合せ・見学・体験を随時受付中!》
☆就労継続支援A型専用サイトはこちら → https://thankslab-typea.com/
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以下に1つでも該当する方は、サンクスラボの見学・体験にお越しください。
☑未経験の方でも丁寧に教えますので、ご安心ください。
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☑将来的には一般就労を目指している。
☑自分の居場所が欲しい。
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☑一人で就活できるか不安。
サンクスラボとは?
「IT x 福祉」をテーマに障がい者の活躍を支援するサンクスラボ株式会社は、パソコンを活用するデスクワークが中心で、沖縄・九州・中国エリアの12拠点の就労継続支援A型事業所を運営しています。
福祉分野では、数々の実績があります。
・『ForbesJapan』企業エピソードコンテスト 優秀賞
・おきなわSDGsパートナー
・富士通アクセラレーター第9期採択企業
★会社名由来★
サンクスとは「ありがとう」、ラボとは「研究所」の意味を持ちます。
互いに感謝の気持ちを持ち合い、お客様への「おもてなし」を探求するチームであり続ける意志を込めております。
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