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親のエゴ、押し付けてませんか?

育児に関する本を5冊ほど読んでみました。

いずれにも共通するのは、"子供のやりたいことをやらせてあげること"、"たっぷりの愛情を注いで、子供にとって絶対的安心を与えてあげること"。

特に0〜3歳は子供の脳や感覚の基盤が作られる時期。

しつけといって、子供がやりたいことをやらせなかったり、途中でやめさせたりすることで、指示待ち人間になってしまうことも。
しつけのつもりが、エゴを押し付けているだけなのかもしれません。

育児の方法に決まった正解はないと思いますが、子供本人を尊重して、できる限り自由に一緒に成長したいですね^ ^

5冊のうち、特に印象的で面白かった3冊をご紹介します!



母脳 母と子のための脳科/黒川伊保子

脳科学の観点から書かれている子育てエッセイ。"妻のトリセツ"や"夫のトリセツ"で有名な黒川伊保子さんの作品です。

小さい子供がティッシュを箱から出す、コップの水をこぼしてみるなど…

一見いたずらだと思える行動は、全て世界を知るための実験。実験を繰り返すことで子供の好奇心が大きくなり、自立した子供になる。というのがとても印象的でした。

世界を知るための実験だと思えば、寛大に子供を見守ってあげたくなりますね^ ^



マンガでよくわかるモンテッソーリ教育×ハーバード式/ 伊藤美佳

"子育て"と調べれば必ず出てくる、モンテッソーリ教育とハーバード式。

本書では、モンテッソーリ教育とハーバード式それぞれの教育法が簡単にわかりやすく書かれていました!


モンテッソーリ教育とは、イタリアの女性医師マリア・モンテッソーリが考案。

子供の能力の獲得には適切な時期があり、本書ではそれぞれの時期にあったアプローチが書かれていました。

ハーバード式とは、ハーバード大学のハワード・ガードナー教授が提唱している多重知能理論のことで、人間には8つの知能があり、人によってある知能が高かったり低かったりするというものです。

本書内では、著者の伊藤美佳さんが独自に9つの知能(体、言葉、数、絵、自然、感覚、音楽、自分、人)にアレンジし、それぞれの知能を伸ばすアクティビティを紹介しています。


モンテッソーリ教育、ハーバード式、それぞれを浅くざっくりと知るにはうっつけの一冊でした^ ^




人生の基盤は妊娠中から3歳までに決まる/白川嘉継


小児科医の白川嘉継さんの本で、小児科医の観点から書かれている一冊です。

上記の2冊と異なる点は、妊娠中からのことも言及されていること。

妊娠中の過ごし方も子供に影響を与えており、ストレスが大きければ発育が遅くなることなどが挙げられていました。

また、上記2冊と同様、3歳までにつくられた脳が、その後の人生を生きていくための基盤になることも書かれていました。

なんと、3歳までに脳の80%は完成するとのこと。これから生きていくであろう環境に適応できるよう準備していってるようです。

それぞれの時期のことを事例も合わせて書かれていて読みごたえがありました^ ^



おわりに

読む前までは、赤ちゃんの頃は何も伝わらないだろうと思っていたので、妊娠中から母体を通して色々伝わってることにビックリしました。

"子供のやりたいことをやらせてあげること"、"たっぷりの愛情を注いで、子供にとって絶対的安心を与えてあげること"。

そんなことを考えてる時点でエゴなんじゃないか、って考えてもしまいますが。。
(根がネガティブ笑)

やりたいことをやらせてあげることが、子供にとって、子供の脳にとって最高の実験であるなら、やらせてあげるしか無いなと思います^ ^


最後に、残りの2冊をサクッとご紹介。
(結局紹介するんかいっ✋)

・心の子育て/著 坂本フジヱ
妊娠中からお世話になった本の一つ。
長年助産師さんとして働きたくさんの親子を見てきたからこその言葉が、たくさん散りばめられています。
科学的にかかれているというよりは、タイトルの通り心に寄り添って書かれています。
・とらわれない生き方/著 ヤマザキマリ
世間体に囚われがちな日本の女性の悩み相談の形で書かれたエッセイです。
子育てのことも言及されており、シングルマザーとして力強く子育てされたヤマザキマリさんの意見がとても頼もしいです^ ^

印象的なのは、"最も大きな責任は、人生は楽しいということを身をもって教えることです。子どもがいても、「自分の人生」を親は楽しんでいることを伝えなきゃいけない。(とらわれない生き方 より引用)"と言う言葉。

子供に人生を重ねがちですが、親自身も自立し、子供も自立した人間に育つと嬉しいですね。


どの本も面白く、小説では無いため読みやすいところから読めるのが育児中の身にはありがたい本でした^ ^

時間を作ってぜひ読んでみてください!

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