よか家族12
小まか子供たちがお腹ば空かして待っとりました。あっちこっち
小まか子供たちがお腹ば空かして待っとりました。
とにかく食べるとに、いっしょうけんめいでした。
朝から駅に出て、なにか分けてもらう人ば探して、あっちこっちのヤミ市にもよう行きよりました
田舎に知り合いもなし、熊本は、遠いし、、、
もう食べ物買いばっかりしよりました。
だんだん、お金もなくなくなるし
近所の男の子にことぼし(小さい石油ランプ)ば買うてきてやるけん、って云う手1500円騙されて取られたこともありました。
進駐軍が、娘のいるところにはずうと遊びに来てチョコレートとか何とかくれよりました。
ばってんうちはみんなこまかし、大きな小は男ばかりでしょうが。おかしゅうしてね、
あのころは4千円で、家のたっとたですもんね。
まだお金はあったし、市役所に、頼んで大黒町んにきにあった、材木ばひぱってきて、畳なんかも取りにいって建てたとですよ。元の家のうえんだんにに土地ば借りて三畳と四畳半でしたかね。じ開きも自分達でしましたと。、、
そのころ熊本の姉から、また出てこんねって言われたとですよ。
家のお金ば払うってしまえばのうなるし、仕事場世話してもらう当てもないし、
私もブラブラしとったですけんね。思い切って、それからまた熊本に行ったとですよ。
何か仕事もあるやろうて、思うてね。
それが悪かったとですね。長崎におればよかったですばってんね。、、、、
再び子供らと熊本へ
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