道草
最近ある方からこんなことをいわれました。
名馬とか駿馬というのは気の使い過ぎで、本当はただの馬なのですが、とても的を得ています。勝手気ままだし、すぐに何かにこだわって深堀するので相手するのは大変ですよということのようです。まあ、こうまで当たっていると困ってしまいます。
この話は少し前に私がnoteにあげた善友というのがありますが、それが下敷きになっています。つまり、
千里馬常有而伯楽不常有
千里の馬は常に有れども、伯楽は常には有らず。
千里を走る優れた馬は、常に世の中に存在するが、馬を見分けることができる名人(伯楽)はいつも近くにいるとは限らない。
を踏まえての話なわけです。いや何とも、こんな気の利いた話をされる方がいるんですね。感心します。
まあ、私は寄り道しては深堀する人なので、書道をするにしてもその周辺のことが気になります。逍遥しているうちに道端の石ころが気になって拾ってくるわけです。それをあれこれ調べて磨いたりするといろいろと発見があるんですよ。ようするにただの道草です。道草ばかりやってるので肝心なところは進みません。
でも、道草のおかけでいろんな人に出会えたりするんですよ。道草も尊いものです。まあ道草しながら楽しんでゆっくりお家にたどり着けばいいんじゃないですかね。
塞翁の馬も駿馬を連れて帰ってきました。道草すると友達もできたりします。禍い転じて福と為すですね。たまには遠回りするのも悪くありません。
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