TIT Kafe ビエンチャンのオシャレカフェ
タイのバンコクから、ラオスのビエンチャンに移動した。このノートでの記述もしばらくはラオス滞在記になりそうである。
ラオスの空港で出入国カードへの記入をしなければいけないのだが、私がカードに記入をしていると、隣に来たアジア系の男が私の腕を軽く叩きながら、「お前のペンを貸せ(よこせ)」と言ってきた。
その男は私が自前のペンを使わずに、空港に備え付けてあったペンを使っていると思ったのだろうか。それともちょっと横柄にやればペンを奪い取れるとでも勘違いしたか。
私は、「これは私のペンだよ」と言って、その男のそばをすぐに離れた。男も観念したようであった。他人からペンを拝借しようというなら、もうちょっと慇懃な態度で接してくるべきであろう。
入出国カードの記載に時間がかかって、イミグレーションを通過するのにやたらと時間がかかって、とうとう最後尾になってしまった。
空港で両替を済ませて、ビエンチャンの市内にタクシーで移動した。
宿にチェックインを済ませた。特にやることも無いのだが、とりあえずオシャレカフェでまったりするかと考えた。
それにしてもこの時期のラオスは暑い。タイとあまり変わらない暑さである。
グーグルマップで宿周辺のカフェを探した。歩いていると、店の外観が派手なピンク色をした「ファミレス風」のレストランがあった。中華系の趣味なのか分からないが、理解に苦しむ。
店内にはファミリー風の客が嬉々としながらお喋りしているのが見えたので、別段、他人様の美意識をあれこれ論う趣味は毛頭無いのだが、それでも気になってしまう。ピンクの壁の色がビエンチャンの街で浮いて見えたからだろう。
外が暑いのもあり、できるだけ近くのカフェに入ろうと思った。それで入ったのが『TIT Kafe』であった。
BGMにジャズが流れる、これこそ正統派のオシャレカフェであった。
アイスカフェラテを注文した。32,000キープ(248円)であった。ラオスもタイもあまり物価が変わらない気がする。
注文の時に、甘さについて言及しなかったので、やたらと甘いコーヒーが出てきた。だが、この暑さの中でこういう甘い飲料を飲むと美味しさがます気がする。
ノマド作業向けのカフェかと思ったが、椅子は丸椅子であった。木製のテーブルは広々としっかりしているので、作業空間は確保できそうだった。
しかし、割と頻繁にグループの客が入ってくる。ソンクランに近いということもあるだろう。馬鹿笑い、高笑いをする中年男たちの集団も入ってきてしまった。
ふうむ、私はカフェで作業をするときには基本的には客がほとんどいない寂しげなカフェじゃ無いとダメだった。集中できなくなってしまうのである。そういうわけで、しばらくはお気に入りのカフェが見つかるまでビエンチャン中を歩き回ることになりそうだった。
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