スイカのシェイクを飲みながら考えた

タイにいるとスイカのシェイクや、マンゴーのシェイクなどを売るフルーツジュース屋台が多くある。

私もフルーツシェイクが好きでよく飲む。

先ほどもスイカのシェイクを近所の屋台で買ってきたが、30バーツであった。オンヌットの値段なのかもしれない。これがバンコクの中心部の観光地(プラトゥナームなど)になると、一気に倍の値段で売られていたりする。

スイカのシェークであるが、ストローを使って中身のスイカを吸っていると、最初のうちはきちんと吸い込めるが、だんだんと吸っても吸っても吸い込めないことに気がつく。

シェークは氷も多く含まれているらしく、しばらくは氷が溶けるのを待たないといけないらしい。あとは、最初にコップの底を吸ったら、吸う部分を変えて真ん中にするなどの工夫が必要である。

さて、オンヌットには屋台が多くあるのだが、駅近のビッグシーの前には屋台街があって、そこにもフルーツジュース屋台がある。

そのうちの一軒の屋台のおばちゃんは、非常にぶっきらぼうで愛想の悪い人なのだが、味はとても良い。それから、3、4度と通っているうちに、おばちゃんの愛想の悪さも気にならなくなった。向こうも私を客として認識しだしたのかもしれない。

タイというところは、微笑みの国などと言われ(手垢まみれの表現かもしれないが)、タイ人の微笑みを期待して来てしまうと逆に肩透かしを食ってしまうと思う。

郊外のローカルエリアや、田舎に行けばタイ人は微笑み出すのかと思ったが、そうでも無いということに私は気がついた。

むしろ、ローカルエリアのローカルのタイ人の方が、外国人に対しては警戒心を示すようである。

言語の話で言うと、こちらがタイ語を喋っているのに、英語で話そうとするローカルのタイ人もよくいる。何か屈折した心理がそこに見え隠れもしないでも無い。

結局、「あまり過度な期待をしない」と言うことが一番大切だと思っている。ついつい外国暮らしをしていて、その国の言葉を覚えて、ローカルに溶け込もうなどと思ってしまうこともあるが、日本で生まれ育った日本人には超えがたい文化的な壁が、外国のどこにもあるのだろう。

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