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努力は嘘を吐かないが、人は自分に嘘を吐く。

「努力は嘘を吐かない」を否定する人は少なからず存在する。
つまり、本人は努力に嘘を吐かれた経験があるのだ。
しかし、それは本当に努力なのだろうか?

ある事で挫折した知人が「努力は嘘を吐く事もある」と言っていたのを思い出した。
実際に彼は苦労をしたし、その努力は彼を成功へ導く事はなかった。

環境が悪いと言う人も居る。
しかし、それは結果論だと僕は思う。
なぜなら、自分にとって最良の努力を見つける事が最初の努力だからだ。

僕のように誰もいない道を行くのが好きな人間でなければ多くの場合は先人から助言を得る事が出来る。
そしてそれは高確率で正しい。

しかし多くの人がこの時に助言よりも自分の直感を信じる
ここで大きな落とし穴があって、これは実は「直感」では無い
感情的な拒否反応。
これが助言と相反する直感の正体だ。

話を整理すると、この時点で彼は努力に嘘を吐かれている
その事で悩み助言を受けたはずが、自分が今まで続けてきた事、考えてきた事、努力を無駄にしたくないと言う気持ちが働き拒否をした。
飲み友達ならば愚痴と割り切れるが、本気で彼の相談を受けた人間にとっては時間が無駄としか言いようがない。
僕はお人好し過ぎるのか、これを沢山経験した事がある。

この時に返す言葉はただ1つ。
「とりあえず頑張ってみたら」
さっきまで具体的な助言に対してタラレバで拒否反応を示していた人間が、この無責任で曖昧な言葉には「解りました。頑張ります」と100%納得するはずだ。

何故、このような事が起きるのだろうか?
それは自分に嘘を吐くからである。

日々の反復練習など努力ではなく成功者は当然の事としてこなしている。
本当の努力とはそれなりの舞台で爪痕を残そうと模索する事なのだ。
どんな馬鹿でも1年無駄な事を続ければ無駄だと気が付く。
しかし自分に嘘を吐くと人間は腐る
努力はしたが、成功者は努力以外で成功しているのだと考えはじめる。

成功者のアイデアをリスペクトではなく自分の承認欲求のために盗む泥棒。
努力なんて無駄と嘲笑い、モチベーションを下げて足を引っ張る負け犬。
あたかも成功しているように見せかけ、マウンティングする事で現状維持を図るサイコパス。
努力をせず成功する道を選んだ者の末路は悲しい。
しかし、かつては彼らも純粋に成功する夢を見て努力を続けていたのだ

こうなる前にやるべき事は「目標設定」である。
結果的にどうなりたいのか?何がしたいのか?
その逆算が努力なのだから、答えをまず設定しなければ努力が実る事は無い。

腐った人間から距離を置き、目標を設定しよう。
きっと正しい成功体験を1つでも得られれば努力のコツが掴めるはずだ。






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