見出し画像

はじめて日向坂46のライブに行った話。

1.「私は所詮観客の一部」

地方に住んでいる自分からすると、
芸能人やアーティスト、アイドルなど表舞台に出ている人は本当に実在するんだろうか?
と時たま思う。

通常は「はい、いないいない!」
で結論つけて、終わってしまうのだが。

年に1回くらい、
「これは直接見てみたいぞ、おいおい」
と心動かされるアーティストが出てくる。

そして、タイミングよく、
地元でライブが開催されますよ〜
とお知らせが入ってくる。
(あれ、上手くプロモーションされてる…?)

そういう時は邪念がない(ダメ元な)ので、(席は置いといて)大抵当たる。(スタンドだけど)

ライブは楽しい。
アーティストの演奏、ステージの演出が素晴らしく、ライブ毎に違っていて非常に興味深い。

大抵私が行くライブは
ある程度人気が出ていることが多く、すでに演者と観客の中で空気感が形成されている。
これも見るのも楽しい。

ただ一方で。
スタンドから演者と観客を見ていると、
「あぁ、私は所詮観客の一部なんだな」と。

表舞台の人はすごい、自分はすごくない。
この思いを中盤から思い始める。
ライブに行かなければ思わなかった、謎の劣等感に毎回襲われる。

だから、中途半端に興味があるアーティスト(失礼)のライブは一回行ったら、もうこんな思いしたくないので、別に行かなくていいか、となる。

(前置きが長くなりましたがここから本題)

2.どうしても観に行きたいと初めて思った

2021年9月15日、久しぶりに音楽ライブに参加した。
日向坂46、全国アリーナツアーの初日、広島公演である。

私の「おひさま」歴は短い。
(だから、自分なんかが「おひさま」とおこがましいんじゃないかとと思ってる。)

だけど、
「日向坂46は1度ちゃんと自分の目に焼き付けておきたい。」
と強く決意(※)し、双眼鏡を購入して参加した。

※チケットが取れる前から、有給申請をする程度

3.だからこそ、もっと観たい

ライブが終わった後、
「この場にいれて、良かった。」
と初めて思った。

パフォーマンスがすばらしいのはもちろんのこと。

特に印象に残ったのは演者から距離があるスタンド席にも目を向けて、自分の名前が入ったタオルを探し、ファンサービスしていた姿であった。

決して自分にされたわけではない(方向が全然違った)が、どの距離感であったとしても、
「あなたもこのライブの一員ですよ」と伝えてくれているようで、安心してライブに参加できた。

日向坂46はすごい。

「だから、もういいや。」
ではなく。

「だからこそ、もっと観にいきたい。」
そう思えたはじめてのライブだった。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?