モスクワでPCR検査を受けた件

先日、特に症状があったわけではないのですが、PCR検査を受けてきたので、その様子を。

受けられるところはいくつかあったので、価格・クリニックまでの行きやすさ・結果判明までの時間を考慮し、ДНКОМというクリニック(正確には検査施設)での受検を決めました。

「アンケートを記入すれば時間短縮になる」とあったので、前日夜にインターネット上でパスポート番号や生年月日、現住所などを記入し、受付番号が登録のメールアドレス、電話番号(SMS)に届いたのを確認してその日は就寝。

翌日、受検日。本当は午前中に行く予定だったのですが、業務がたて込み結局13時頃に。
到着すると先客がいたため上着をかけ、Бахилы*を履きながら順番待ち。
*いわゆる「土足」が好まれない美術館や病院では靴を脱ぐのではなく、カバーをかけるようになっており、そのカバーのこと。

自分の順番になり受付番号を伝えると、前夜に入力した情報が反映された申込書等々が出てき、それを確認し、署名。
その際結果が出るタイミングを伝えられたのですが、
陰性の場合
翌日22:00までに証明書発行
陽性、もしくは疑わしい場合
→Роспотребназорでの確認作業があるため、翌々日以降になる可能性あり
とのこと。

(つまり翌日中に結果が出なければ陽性濃厚なのね・・・・・・)

と思いつつ料金をお支払いし、検査室へ。診療椅子に座り、口内(舌の付け根あたり?)と両鼻から検体を採取され、すべて終了。

全体で10分~15分程度でした。

結果はホームページ上で確認可能とのことだったので、その後適宜確認。

夜中1時前ごろ、それまで「結果待ち」だった画面が「準備完了」に変わり、「陰性」の表示が確認できました。
ちなみにメールでの結果送付が午前1時過ぎ(スパムに入り気づいたのはっ翌日)、SMSでの連絡が翌朝8時ごろに入りました。
ちなみに証明書は露英の2枚発行されました。

以上が一連の流れなのですが、気になるお値段はというと・・・・・

2,285ルーブル(約3,300円)

でした。比較した中では最安値でしたが、空港にある検査施設の市内ラボ(2時間で結果判明)でも2,700ルーブルでした。

この検査自体は風邪の症状がなく健康な人が対象です。接触を避けるために防護服着用の検査官の往診を依頼すると、その派遣費用が加わり合計10,000ルーブル(約14,000円)ほどかかります。

今回感じたのはこの値段・手間であれば、例えば近くで感染した人が出たり、念のためと思った時に気軽に受けられる安心感でした。
仮に検査証明書を求める国に向かうとしても、必要経費として納得できるように思います。

同時に、ニュースや人づてに聞こえてくる日本のPCR検査は、やはり高すぎるのでは・・・・と思いました。

以上。
(今回受検した場所のサイト:https://dnkom.ru/actions/covid-19/)

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