『光が死んだ夏』|モクモクれん
個人的2024年マンガ大賞ノミネート作品。
『光が死んだ夏』
モクモクれんの描くこの作品、簡単に語れるような代物じゃない。
ジェームズ・W・ヤングはこう言った。
「新しいアイデアってのは、既存のアイデアを掛け合わせたものだ」と。
このマンガにはいくつのアイデアが詰め込まれている?そんなことを数える野暮なことはしない。だが、それらをひとつにまとめ上げ、流れるように仕立てる手腕、そのセンスには平伏すしかない。
読ませる力がある。ページをめくる手は止まらない。気になって気になって、次がどうなるのか、ヒリヒリと頭から離れない。
そして、ひと言で表すなら——エモい。
生まれてはじめて使うが、この作品にぴったりの言葉だ。
エモいのだ。
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【谷口賢志の独演】
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