『仮面ライダーセイバー』バハト・ファルシオンが僕に与えてくれたもの｜谷口賢志note
『仮面ライダーセイバー』
この作品は、僕の中でとても大切なものになった。
全世界に苦しみを与え続けてくるコロナは、もちろん僕にも大攻撃してきて、大小様々な影響を受けることになった。中でも「役者」という仕事とコロナの相性は最悪で、今でも中止・禁止・延期・不要の文字を見ない日はない。多くの作品が完成することなく、誰にも届けることもなく消えていった。それは辛く、苦しく、生業も生きる意味も失うような日々だった。
その最中、バハト／仮面ライダーファルシオンとしての人生が始まった。
撮影現場は感染対策に溢れていた。コロナ禍で出来る最大限を模索し、見たこともないような撮影方法が次々と試されていた。それは「仮面ライダーの火を消すわけにはいかない！」という強い意志を表していた。熱意に胸が熱くなった。そして僕の生きる意味に火をつけてくれた。
映画公開、放送開始してからは、多くの皆様からの声援に救われた。僕の演技が、生き様が届いていると実感した。心から深謝。
僕の人生を救ってくれた『仮面ライダーセイバー』を、バハトを、仮面ライダーファルシオンを、「変身」を、僕は一生忘れない。
願わくば、この厳しい時代を共に生きる皆様にとっても、不死鳥のように何度も立ち上がる力を届けられていれば幸せです。
これからも共に生きていきましょう。
バハト・仮面ライダーファルシオンを応援していただき、誠にありがとうございました。
あとは、「しー」ってことで。
●出演情報●
映画『文豪ストレイドッグス BEAST』
DisGOONie『MOTHERLAND』
『BANANA FISH』The Stage -後編-
●ファンコミュニティ●
谷口賢志の『独演会』
いつもサポートありがとうございます。余す所なく血肉に変えて、彩りを返せるよう精進します。心より深謝。