音楽家はフリーランスが最もニーズがある【音楽家コーチング】
フリーランス
フリーランス音楽家が最もニーズがある時代になりました。一昔前はやはり大手のお抱え音楽家が時間的にも、レベル的にも、完成品のクオリティも安心なのでニーズが多かったのですが、今じゃ「所属音楽家」はただ「明日の仕事に困らないように事務所にしがみ付いているダメ音楽家」の象徴になってしまいました。あらゆる仕事を見ているとひしひしと感じます。そして出来上がった作品を見ても聞いても「やっつけ仕事」であり、文句はないけど、これ以上のクオリティは期待できないという感じでした。恐らくこの作業なら今後はAIにやらせた方がクオリティも良く、金額も安くできると思います。
フリーランスにはあらゆるお宝が隠れています。この冬発見した3つの宝を紹介します。
発見した宝①
先日マレーシア用の仕事で、全く知らない日本人音楽家にピアノのトラックを録音してもらいました。2万円しか払ってませんので、3分ほどコードをジャンジャン弾くだけで良いと言いました。送られてきたトラックを聞いたらどう聞いても音大卒のクオリティでした。こんな音で弾いてくれるなら5、6万払うべきだったと反省しました。次は倍額払うことを申し出ると・・・断ってきたのです。
本人からのメール内容をそのまま書くと「私・・・デブスなんです」と。
私的にはそんなことは関係ないのですが、本人はデブスが自己嫌悪の原因となり、人前に出ずに録音仕事を請け負ってるそうです。私的には宝物です。たくさんの音楽仲間に仕事を与えてあげるように広めました。今じゃ全員の宝です。お会いしたことはありません。向こうが嫌がるのです。
発見した宝②
クリスマス・パーティ用にギター伴奏者を派遣して欲しいということで30代のサラリーマン出身で、脱サラしたフリーランス・ギタリストを3名、別々の3カ所に派遣しました。全部の場所でただコードをかき鳴らすだけなのに大好評でした。私は現場には行っていませんが、先方は「音楽演奏時以外の気遣いが素晴らしい」とのことでした。恐らく私のような専業音楽家が行ってたら、ただ横柄に演奏して帰るだけになるので、雰囲気悪くなってたかもしれません。流石サラリーマン出身のフリーランス音楽家です。
発見した宝③
DTM好きの子育て中の主婦のフリーランス音楽家に、私の会社に来た伴奏制作の「ゴミ仕事」を丸投げしました。言葉が悪いのですが、本当に「ゴミ仕事」は多いのです。例えば、秋葉原の地下アイドルの伴奏音源なんかは、依頼する方も丸投げの丸投げで趣味の音楽家が孫請けとしてやってることも想定の範囲内です。
ただ、出来上がった伴奏音源を聞くと、私が作るのと大差ないのです。これからもマージンは抜きながら、彼女に全部仕事を振ろうと思います。私は何の楽器専門の方かも存じ挙げませんが、宝物です。
アマチュア募集
私のように宝探しをしている人は多いので、我こそは!と言う方はいつかお会いできることを楽しみにしています。
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