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ローカルジョブ奮闘記 in Aus ③ とにかく必死に接客します

通勤時に通る道では、なぜか綺麗な鳥が出現します。これは何て鳥??

ボスは言いました。

「ok, ask him. You want to buy? Or you want to sell?」
ボスはとても頭が良い人だったと思います。論理的で合理的な思考を持っている人でした。

相手の話を聞くだけで、内容全てが理解出来ればもっと適格にコミュニ-ケーションを取れたかもしれませんが、当時の僕はリスニングがままならず、そして語彙も不足している。そんなどうにもならない時は

自分から大きな質問を投げかけ、徐々に質問内容を絞っていく。そうして、少しずつ相手の要望の核心に迫る。受け身にならず、自分が会話を主導していく方法が、実は有効なのです。

拙著「英語を”宝物”に変えた大学生の「私はこうやって話せるようになりました」にて紹介していますが、

「能動的に相手の発言内容を探る能力」

はこの経験から培ったものでした。他にもテキストで僕が訴えている内容や英語表現のほとんどは、ここでの勤務を通して身についた僕の英会話のベースです。
また、ボスはよく、お客さんの中では常に考えがまとまっていないことを前提にしろ、とも言っていました
と、まあこんな感じで、初日はボスの言われるままにお客さんに話しかけては、またボスに聞きに行き、と。。。
フクロウ便のような形で店内を右往左往しておりました。

初日にボスと給料の話をしました。

待遇はというと、時給10$、当時は900円くらいですかね。オーストラリアではあり得ない位の薄給です。しかし、自分のスキルアップと成長次第で給料は上げていくと言われました。勤務体系は、フルタイムで月曜から金曜まで、朝9時から17時まで働いて良いそうです。

これが入社前にボスと決めていた内容です。
そして、2か月ごとに成果や能力を見直し、2.5$ずつ昇給していく内容で決まりました。今思うと、未経験採用なのに中々の好待遇ですよね。ただ当時の僕は、生活費ギリギリの生活でしたので、最低15$はないとなぁ、と考えていました。
そこでボスがある提案をしてくれました。

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