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ローカルジョブ奮闘記 in Aus ② 大困惑の勤務初日

アーケードの一角にある携帯ショップ。ショーケースにはスマホがずらり。

ボス「おはよう、タカ。よく来たね。まずは知識の確認だ。覚えてきているね?」
早々にテストが始まりました。
しかし、生来おっちょこいの僕はさっそくミスを犯してしまいます。それは「iPhone6 plus」存在を忘れていたことです。
ボス「外に出て、覚えてこい。覚えたら、また戻ってこい。」
まさかの厳しさでした(笑)
うっかりしていた僕が悪いのですが、そもそもプラスなんて言ってたっけ?とも思えました。本当はどうだったかは今でも分かりませんが、海外での英会話において、分かったフリや分からず終いにすると、後々トラブルになる、という事態はこの時から何度も経験することになります。
そそくさと外に出て、ベンチに座り、iPhone6 plusを調べました。色々と覚悟はしていたものの、内心は「マジかよ。。。」のやまびこでした。

何とか頭にぶち込み、お店に入りました。
「ゴメンナサイ、準備できました。」

そして、なんとかテストをパスした僕に、ボスは言いました。
ボス「よし、ウチヘようこそ。じゃ、あのお客さんを接客してきてくれ。」

「・・・はい!?」

外国は合理的だ、実用的だ、とはよく聞いていたけど、まさかここまでとは。。。と当時は面食らいました。まぁ、さすがに普通の会社はこんなことはないのでしょうけど。なんせほとんど個人事業に近い、零細企業みたいなもんです。それはそれは、無茶苦茶な出来事がたくさんありました(笑)。

僕は勇気を出して、準備していた英語で話しかけました。
僕「Hello, how can I help you?」
客「Hi, I’m just wondering ~~ ○○ ×× $$$$」

僕(What…)

英会話学習とは、おもしろいもので、会話のテーマや分野によって難易度が大きく変わります。結局は「語彙力」に関わってくるのですが、いくら日常会話ができるといっても、携帯電話の話をよく話そうとすると、携帯電話用語が多く必要になります。ましてや接客ですから、語彙力や知識がなくては話になりません。そこで僕は、

僕「Ah…wait a second」
(ボスのとこへトコトコ)
僕「Sorry I don’t really understand what he says…」

こんな感じでした(笑)。

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