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ワーホリ・ジョブハンティング② ジャパレスは違った。。。

僕はオーストラリアで仕事をしながら生計を立てて、生活することを前提にしていたので、渡航して1ヶ月した頃から仕事探しを始めました。
「日本食レストランはすぐに雇ってもらえるけれど、給料は低いし、大変だよー」
当時、日本人留学生でよく話されていた内容です。オーストラリアは賃金が高く、当時は日本円で最低賃金が1800円程度だったと記憶しています。しかし、それはあくまでオーストラリア企業の話。留学者を安く雇って、店を回しているような日本系やアジア系の飲食店ではそれを下回ることも多くありました。

英会話習得が目的だった私は、この手の飲食店は敬遠していたのですが、資金が予想以上に減っていてため、ものは試しと日本系の回転寿司屋で仕事を始めました。オーストラリアでは、とにかくお寿司が大人気です。日本系だろうが、韓国系だろうが、ポルトガルだろうが、色々な寿司屋があります。

そして、幻滅しました。

まず、英語なんてろくすっぽ使いません。従業員は皆日本人なのでコミュニケーションはもちろん日本語です。客との会話もオーダーを取ったりするだけでほとんど定型的なもの。何なら、言葉を交わさなくても、ジェスチャーと指さしでどうにでもなります。

これだけならとりあえず続けて、他の仕事を同時に探して、、、という方法も考えられます。
しかし、このお店での勤務には別の問題がありました。それは、とにかくみんなイライラしていた、ことです。

日本人が働いているだけあって味や店構えのクオリティが高く、毎日盛大に賑わうお店でした。喜ばしいことではありますが、その忙しさは尋常ではなく、客には伝わらない日本語であるのをいいことに怒号が飛び交うこともありました。(意味は伝わらなくても、雰囲気はどう考えても伝わりますよね笑)

東京の飲食店バイトでの経験から散々こうした職場環境の居心地の悪さを経験してきた僕は、1か月たたずにに辞めることを決心しました。

他の日系飲食店で働いていた周りの知り合いも同じような境遇でした。

「どうせ厳しい環境や人間関係に苛まれるなら、何が何でもアジア以外の現地企業で英語だけで働いてやる!」

浅はかだったなとは思いますが、ここから約1か月半に渡って「根性の仕事探し」が始まりました。
あぁ、思い出すだけでしんどい。。。

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