第92回選抜 出場校予想
2019年の秋季大会と明治神宮大会が終了し、2020年3月から行われる第92回選抜高校野球大会の選考材料が出そろいました。各地区ごとの枠数をふまえ、選抜に出場する高校を予想していきます。ここに書いた一般枠29校に21世紀枠3校を加えた合計32校が来春の選抜への出場権を手にします。
◎→当確
○→有力
△→微妙
また、枠数に応じた選出予想校は太字で記載しています。
北海道地区(1枠)
◎白樺学園
1枠の北海道地区は、道大会優勝の白樺学園で文句なし。
東北地区(2枠)
◎仙台育英
◎鶴岡東
東北地区は優勝の仙台育英と準優勝の鶴岡東の2校が当確。両チーム準決勝をコールドで勝ち上がり、決勝も接戦だったため、逆転選出もなさそう。
関東・東京地区(6枠)
◎健大高崎
◎山梨学院
◎東海大相模
◎桐生一
◎国士館
○花咲徳栄
△帝京
△西武台
毎年議論となる東京・関東地区は、今年も選考が難航しそうだ。関東大会ベスト4の健大高崎、山梨学院、東海大相模、桐生一と、東京都大会優勝の国士館を加えた5校は当確。問題は残る1枠だ。TGCの予想では花咲徳栄を推す。準優勝の山梨学院に2-1と接戦で敗れたこと、埼玉1位で関東大会初戦もコールド勝ちと力を示したこと、地域性などで優位に立つ。次点は帝京か。関東一や日大三といった東京を代表する高校を破って決勝まで勝ち上がったこと、昨年東京から1校しか選出されていないことがプラス材料。決勝で国士館に6-0と完敗を喫したことがどう響くかが懸念されるが、昨年準々決勝コールド負けの横浜が選出されたことを考えると可能性は十分にある。西武台は優勝した健大高崎に2-1でサヨナラ負けと好勝負を演じたが、埼玉の決勝で敗れた花咲徳栄を押しのけて選出される可能性は低いだろう。
北信越地区(2枠)
◎星稜
◎日本航空石川
優勝の星稜と準優勝の日本航空石川が順当に選出されそう。日本航空石川は決勝で19-1と大敗を喫しているが、準決勝では9-1と完勝しており、地域性を考慮したとしてもこの2校で間違いないだろう。
東海地区(2枠+神宮枠1)
◎中京大中京
◎県岐阜商
○藤枝明誠
△加藤学園
優勝の中京大中京と準優勝の県岐阜商は当確。さらに中京大中京が神宮大会で優勝して1枠増えたことでベスト4の2校にもチャンスが生まれた。この恩恵を受けるのは藤枝明誠と予想する。静岡を1位で勝ち抜き、東海大会で1勝してベスト4に進出したが、優勝した中京大中京にコールドで敗れていることはマイナスポイント。対抗の加藤学園は2勝してベスト4入りしており、敗れた県岐阜商にも延長10回の接戦をしたことが強み。しかし静岡大会の決勝で藤枝明誠に敗れている点で劣るか。
近畿地区(6枠)
◎天理
◎大阪桐蔭
◎履正社
◎智辯学園
○明石商
○智辯和歌山
近畿地区からはベスト4の天理、大阪桐蔭、履正社、智辯学園がまず当確。残る2枠はベスト8の明石商と智辯和歌山で間違いなさそう。両チーム準々決勝は接戦で敗れていて、地域性でも問題ない。ベスト8のもう2校、奈良大付と京都翔英は準々決勝でコールド負けしているため、選出の可能性は低い。
中国・四国地区(5枠)
◎倉敷商
◎鳥取城北
◎明徳義塾
◎尽誠学園
○広島新庄
東京・関東地区に続いて議論が紛糾する地区だが、今年はすんなり決まりそうだ。中国地区の倉敷商と鳥取城北、四国地区の明徳義塾と尽誠学園のそれぞれの地区の優勝・準優勝校は当確。残る1枠は消去法で広島新庄になりそう。中国大会のもう一方のベスト4創志学園と、四国大会のベスト4岡豊と高知中央はすべて準決勝でコールド負けを喫している。優勝した倉敷商と延長戦までもつれたことも考えると、広島新庄で間違いなさそうだ。
九州地区(4枠)
◎明豊
◎大分商
◎創成館
◎鹿児島城西
ベスト4に進出した明豊、大分商、創成館、鹿児島城西の4校が順当に選出されそうだ。準決勝に大差の試合はなく、異論はないだろう。
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