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vol.14 【最大56万円支給される資格も!】雇用保険制度の使い方! 資格支援編 2/2

みなさんこんにちは!

前回の記事では雇用保険を使った資格支援について解説させていただきました!雇用保険に入ってるだけで最大56万円の給付が入る資格支援制度。

今回は、実際にどのようにすれば給付を受けられるのか、申請から受け取りまでの流れを説明していきます!

そこで、今回は資格支援編ということで、資格支援について解説をしていきます!

1.申請から給付までの流れ

2.給付に必要なもの、こと、

3.まとめ

1.申請から給付までの流れ

 教育訓練給付制度には3つの種類がありましたね。

教育訓練給付制度

                       (※厚生労働省から引用)

 基本的には資格の難易度によって、給付額や変わる仕組みです。

では実際の流れですが、

①自宅での資格支援が受けられるかの確認(ハローワークでも確認できます)

②ハローワークで雇用保険期間の確認と申請書類の受け取り、受講前までにすることの確認

③実際に資格講座を受講(取得まで)

④資格取得後、②で渡された書類、そして申請に必要な書類を揃え、ハローワークにて申請。

⑤申請の許可が下りれば、支援金が受け取れる

この5つが主な流れになります。

 まずは受けたい講座(資格)が支援を受けられるものかの確認と、雇用保険期間の確認です。

資格に関しては、前回の記事で紹介した、こちらで確認することができます。そして、雇用保険期間ですが、調べるためにはハローワークに行く必要があります。

自宅でできるのは資格に支援が付くかを調べることだけですので、後は、ハローワークでの確認や申請のための書類を受け取りましょう。

その後は実際に資格の講座を受講(受講開始前に受けておかなければならないものもあります)し、資格取得までいければ申請をし、給付金を受け取る流れです。

しかし、一部を除いて支援金の先払い(資格取得前にもらえる)はできませんので、注意が必要です。

2.給付に必要なもの、こと

 さて、流れを把握した後は、実際に必要なものや、することを確認していきましょう!資格支援で分類される3種類によって必要な書類が異なりますので、1つずつ解説していきます!

【一般教育訓練】※受講費用の20%が支援される

① 教育訓練給付金支給申請書                      ② 教育訓練修了証明書                       ③ 領収書                              ④ (キャリアコンサルティングの費用の支給を申請する場合)       「キャリアコンサルティングの費用に係る領収書」           「キャリアコンサルティングの記録」                 「キャリアコンサルティング実施証明書」
⑤ 本人・居住所確認書類
⑥ 個人番号(マイナンバー)確認書類
⑦ 身元(実在)確認書類
⑧ 払渡希望金融機関の通帳又はキャッシュカード
⑨ 教育訓練経費等確認書

この書類が必要になりますが、本人確認の書類以外は、まずはハローワークにて申請の申し出をし、その後に申請書類を受け取ります。

行動としてはとにかくハローワークに行くことが一番大きいです(むしろそれくらいですね…笑)

そこから必要になった書類に応じて役所などで書類を発行してもらうことになりますが、マイナンバーや免許証、通帳は大抵の方は既に持っていらっしゃるので発行の必要はないかと思います。


【特定一般教育訓練】※受講費用の40%が支給される

<受講前の提出書類>
①教育訓練給付金及び、教育訓練支援給付金受給資格確認票
②ジョブ・カード(訓練前キャリア・コンサルティングでの発行)
③本人・住所確認書類
④個人番号(マイナンバー)確認書類
⑤身元(実在)確認書類
⑥払渡希望金融機関の通帳またはキャッシュカード
⑦専門実践教育訓練給付および特定一般教育訓練給付再受給時方向(過去に給付を受けた方が必要)

<支給申請時の提出書類>
①受給資格確認通知書
②教育訓練給付金支給申請書
③教育訓練修了証明書
④特定一般教育訓練実施者が発行する教育訓練経費に関する領収書
⑤本人・住所確認書
⑥個人番号(マイナンバー)確認書類
⑦特定一般教育訓練実施者が発行する返還金明細書
⑧教育訓練経費等確認書
⑨特定一般教育訓練給付受給時報告書

 特定一般教育訓練からは少し違ってきます。資格の受講前にも手続きが必要で、受講前に必ず、「訓練前キャリアコンサルティング」を受ける必要があります。受講さえすれば、後はジョブ・カードと言われる証明書が渡されますので、それを申請時に使います。ここ以外は一般教育訓練と大きくは変わりませんので、後は資格を取得し、その後支援金を申請するという流れになります。しかし、早速資格を受けよう!と思っても訓練前キャリアコンサルティングを講座開始日の1か月前には受け終える必要がありますので、資格を取得したい時期を逆算して早めに行動しておく必要があります。


【専門実践教育訓練】※最大受講費用の70%が支援される

<受講前の提出書類>
①教育訓練給付金及び、教育訓練支援給付金受給資格確認票
②ジョブ・カード(訓練前キャリア・コンサルティングでの発行)
③本人・住所確認書類
④個人番号(マイナンバー)確認書類
⑤身元(実在)確認書類
⑥写真2枚(最近の写真、正面上半身、縦3.0cm×横2.5cm)
⑦払渡希望金融機関の通帳またはキャッシュカード
⑧専門実践教育訓練給付および特定一般教育訓練給付再受給時方向(過去に給付を受けた方が必要)

<支給申請時の提出書類>
①教育訓練給付金の受給資格者証
②教育訓練給付金支給申請書
③受講証明書または専門実践教育訓練修了証明書
④領収書
⑤返還金明細書
⑥教育訓練経費等確認書
⑦専門実践教育訓練給付最終受給時報告
⑧専門実践教育燻煙給付追加給付申請時報告(必要な方)
⑨資格取得等したことにより支給申請する場合は、資格取得等を証明する書類

この専門実践教育訓練に関しては、資格を取得するための期間が長い場合もあるため、資格取得をしていない途中でも受け取ることができます。その場合は給付額は減るのですが、継続的に受講ができるように支援されています。最大の70%まではいかないですが50%が給付される仕組みです。詳しい内容は厚生労働省のHPや実際のハローワークでご確認ください。

専門実践教育訓練も、受講開始日の1か月前には「訓練前キャリアコンサルティング」を受け、ジョブ・カードを取得する必要がありますので、注意が必要です。


そして、全てを通じて一番重要なことをお伝えします。

それは、受講終了日から起算して1か月以内に申請をしないと支援金がもらえないことです!

専門実践教育訓練は少し違いますが、基本的には専門実践教育訓練も特定の日から起算して1か月以内の申請が求められます。ですので…。

必ず、必ず申請期限を確認をしてください!

でないとせっかくの給付金が受け取れない...ということにもなりますので皆さん要注意です...!!

3. まとめ

まとめとして3点!

1. 教育訓練給付制度を受け取るためには、まずは資格が支援されるかの確認とハローワークでの雇用保険期間の確認が必要

2. 1の後は、取得を目指す資格によって申請書類や条件が変わるのでそれに応じて対応する。

3. 支援金の申請期間は受講終了日から起算(一部例外)して1か月以内!

いかがでしたでしょうか?

必要なものの中には難しそうなものもありますが、基本的にはハローワークで確認をすれば全て教えてくれますので、分からないことは聞いて、支援を受け取れるよう動いていきましょう!

皆さんの新たな挑戦を後押しできる制度ですので、ぜひ活用してくださいね!

それでは(*^^*)

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☆ライター紹介☆                        

西野 陽介(陽ちゃん)   

合同会社TFパートナーズ ライター      

出身:兵庫県出身       

趣味:乗馬、ボウリング、ウマ娘                   

SNS:Twitter:@yochan_tf

Instagram:yochan_tf

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