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【イベントレポート】EDUCATION×CAREER TALK 意志を持ち、選択し、行動する。これからの意志決定の考え方

みなさん、こんにちは!Teach For Japan キャンパスアンバサダーを務めている、西野雄紀(国際基督教大学)・池田充人(国際基督教大学)・和田藍里(専修大学)です。私たちは11月29日(日)に『意志を持ち、選択し、行動する。これからの意志決定の考え方』というテーマでイベントを開催しました。このイベントレポートを通じて少しでも私たちのイベントの様子や雰囲気を感じていただけたらと思います!

 一般就職と教員志望で迷っている学生や就活に不安がある学生など、自身の進路について悩みがある人を対象としてイベントを企画しました。

 ゲストスピーカーとしてお迎えした風間亮さんは、新卒入社した一般企業で海外事業に携わった後、Teach For Japanのフェローとして福岡県の中学校で勤務されました。フェローを修了された現在は自ら立ち上げた株式会社Beeの代表取締役として学習塾 C.schoolを経営されています。


「意思を伴った選択の重要性」と「行動を起こすこと」


 企画をするときに、私たちにとって強く印象に残ったのが風間さんの「意志ある進路選択」というフレーズでした。これは風間さんが学生時代に「意志ある人生を歩む人との出会い」を通じて人生が変わった経験から、風間さんの生き方の支えとなっている言葉です。学生時代やフェローとしての経験を経て発見した「意志ある進路選択」の重要性を学生が知ることは、今後の人生で様々な選択を迫られたときに必ずためになると考え、私たちは風間さんに「意志ある進路選択」をテーマにお話いただきました。

 イベントに参加してくださった方が勇気を持って新しい一歩を踏み出せることが、私たちの目標でした。そのため、ゲストの風間さんの話が終わった後に自分自身の意志決定について参加者同士で気軽に話し合える時間を設けました。

 風間さんには、まずご自身の学生時代の進路選択について、振り返りながらお話をしていただきました。そして、自ら経営なさっている学習塾C.schoolでの活動をお話ししてくださいました。


 風間さんの話は、就活を控えている参加者の方たちにはとても刺激的な内容であったのではないでしょうか。話を聞いて、感じだことを、3-4人の班で共有して、話はとても盛り上がりました。また、参加者それぞれが今後の意思決定の具体的なアクションプランを考え共有する、貴重な時間になりました。

りょちゃん1

 私たちがこのイベントを通じて、伝えたかったことは2つでした。

「意思を伴った選択の重要性」と「行動を起こすこと」です。

 対象を学生にしたこともあり、今後数年のうちに参加者の誰もが進路選択をします。人生における大きな意思決定になります。その選択にどう向き合えば良いのか、答えを見つける挑戦への第一歩となれるイベントを目指しました。

 風間さんは人生を振り返る中で、壁にぶつかり、その中でも行動をし続けた中で得た出会いや気づきから「意思を伴った選択」の重要性に気づきました。現在のC-Schoolでの活動は風間さんが「意思を伴った選択」を体現できるようになるまでの貴重なお話でした。
 人との出会い、行動し続けることで得られるもの。これらが重要なのは当たり前なことに感じるかもしれませんが、実際に実現できている人とできていない人とでは、その重みは違うものだと気づかされました。
 実際に意思決定の仕方は一様ではないこと、そこに影響してくる要因もまた一様ではないことは新しい気づきでした。今後の行動をする際に意識しなければいけないことだと実感しました。

 イベント内のグループワークでは、これまでの進路選択などを振り返りながら、自分が大事にしていることや今後どう進路選択や意思決定を行って行きたいかについてを皆で考えました。同世代の人たちと語り合う中で、同じような悩みを抱えていること、他の人の選択の軸、今後の展望などについて触れることができたと考えています。おそらく参加者は、悩んでいるのは自分だけではないと気づくことができたと思います。


 風間さんのお話とグループワークを通して、より主体的に、「意思を伴った選択」ができる一歩になったのではないでしょうか。あくまでこの学びはスタート地点に過ぎないと思っています。今後この経験を生かして、自分の進路決定、意思選択に関してより深く考える学びの第一歩となっていれば嬉しいです。

 参加者の方々から以下のような感想をいただくことが出来ました。

「進路選択についての考えかたは参加者によって異なり、正解は1つではないと学びました。その上で、どのように主体的に自分の進路を考えていけるかについて考えてみるいい機会になったと思います。」
「自己選択の仕方も感覚的だったり、熟考するものであったりさまざまで良いと感じられるようになりました.また、コロナ禍で忘れかけていたアクションを起こすという感覚を思い出すこともできました。」
「成功した人の結果だけを見ると、「すごい人」という印象を抱きがちである。しかし、風間さんの過去は決して「成功者」としての道を辿ったわけではなく、自分から行動したからこそ変えられた未来だというのが具体的に分かった。成功者を見て「あの人は最初から頭がいいからだよ」と諦めてしまうこともあるが、自力で努力して頑張っている人を見ると、頑張ろうと思える。風間さんの行動力と、自分を振り返って未来に繋げる力に驚いた。せっかくこのようなお話を聞く機会があったので、行き詰まった時や自分の将来について悩んだときに、今回聞いたことを思い出したいと思う。」


イベントを終えて


西野雄紀 
 今回のイベントを通じて感じたのは「人との出会い」の大切さです。風間さんが「意志ある進路選択」の重要性を考えるようになる転機となったのは、大学2年の時の短期留学で現地の尊敬できる友人と出会ったことです。その後も人との縁を大切にする中で現在のC.school運営に至っていました。
 「人が成長するためにはまず行動を起こしてみる」という言葉はよく耳にしますが、実際に行動を起こして成功した風間さんという一人のロールモデルから、行動することと同じくらい重要になる人との繋がりについて学ぶことができてよかったです。
 また、ブレイクアウトセッションでは参加者から興味深い意見を聞くことができました。「意志決定には2種類の方法があるのではないか」など、風間さんの話から様々なアイデアが生まれました。参加者同士で風間さんのスピーチについて振り返ったり将来の意思決定について考えることで、自分たちの求めていた学びを持ち帰ってもらうことができたと思います。

池田充人
 まず初めに、登壇してくださった風間さん、支えてくださったTFJ職員の皆様、CAの仲間、そして何よりイベントに参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。このイベントを通じて、私は素敵なイベントを作れたと思う反面、難しいと感じることも多々ありました。風間さんの言う「行動」「主体的に」ということがいかに難しく、実行するのに苦労がいるかというところはお話を聞いている中でもこれから自分が考えていかなければいけないことなのではないかと感じております。

 同時に、イベントを設計するということの壁にも少しぶつかったと感じています。自分たちがこのイベントを通じて感じて欲しかった、「意思を伴った選択の重要性」そして、それを「行動に起こすこと」というのをうまく伝える方法はあるか、人々の行動の源泉にどうしたらなれるのかと試行錯誤をしました。このイベントだけで終わるのではなく、これからも常に行動をし続けられるようにするにはどうすればいいのか。私たちの答えは、内的な気付きを与えることでした。自分で気づくことで、他人に言われるより大きな動機の源泉になると思い、どうにかそのことを意識して与えられるように考え続けましたが、それがどれだけ達成されたかは正直わかりません。

 ですが、中には意識が変わった人が何人かいたことは事実としてあると思っています。自分自身もその一人として、今後の進路選択や意思決定においてこのイベントを思い出していきたいです。本当に貴重な経験をいただけたこと、これからも活かしていきたいと思いました。


和田藍里
 今回のイベントは、進路に迷っている学生や、就活を控えている学生にとって、とても刺激的なイベントになったと感じます。風間さんは、はじめから意思ある進路選択をしてきたわけではなく、迷いながら、また行動を起こしながら意思ある進路選択の重要性に気づいたようです。意思決定から、様々な経験をされている風間さんのお話を伺う中で、自分の本当にやりたいことを選び続けて追い続けている人は、生き生きと輝いでいると感じました。
 今回のイベントにはありがたいことに、今後重要な進路選択、意思決定を控えている大学2.3年生の方に多く参加していただきました。参加者の皆さんが、今後の進路選択について考えるヒントになれば嬉しいです。

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