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ジョン・ウィック4はユーザーライクな映画

今回のジョン・ウィックはゲームのチュートリアルを作る上で実に参考になるかもしれない。

まず冒頭のラクダ銃撃戦シーンで「このゲームはLスティックとL1R1を使って敵をころすゲームです」ということを簡潔に明示している。カーチェイス等はビジュアルの掴みが強い上に操作を限定できるのでチュートリアルには最適なのである。

でもって続く本編ではこのゲームの基本システムを丁寧に紹介している。基本システムはざっとこんな感じ。

・体幹ゲージを削らないと銃が直撃しない
・体幹を削るにはカンフーやヌンチャク等の打撃が有効
・相手の体力ゲージをゼロにしてもトドメを刺さないと生き返る
・トドメは銃撃でのみ有効
・ライフルは消費アイテム(体幹貫通効果あり)
・横移動や遮蔽物で被弾率ダウン

ということ。

この世界の防弾チョッキは現実より発達しており殺し屋たちは全員スーツの裏に特殊ケプラーを仕込んでいるという設定でなんとかユーザーを納得させている(殺し屋らしい殺し屋が少ない初代の雑魚はだいたい一撃死してた気がする)。この設定を作った人は天才だと思う。

ヌンチャクはたぶんwikiやSNSで弱武器って言われてそうだけど自分はそうと気付かずに最後まで使っちゃうタイプだな、うん。小回りと手数が効く武器が好きなんだきっと。

あ、映画の話ですこれ。こんな具合にゲーム脳な映画なので本当に面白かったです。

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