人生の"分岐点"であなたは何を思いますか?
僕は事実上2度、人生の"分岐点"を経験している。
1度目は12歳、小学6年生の時。地元ではなく隣町の中学校を受験した。
どちらの中学を選んでも、どのみち行く高校に変わりはなかっただろうが、その3年間は僕の人格形成に大きな影響を与えた。
2度目はその12年後の24歳、大学4年の時。今の大学ではなく好きな地元の大学院を受験した。
結局自分はその大学院の合格通知書を破り捨て、今の大学の院に進んだ。
この選択が正しかったかどうかは、無論まだ分からない。
これらの分岐点の共通点は、
魅力的だが不安もある将来 vs 安定な未来
である。
この決断は、言うまでもなくかなり難しい。
なぜならそれぞれ真逆の選択肢であるから。
そしてこの決断の難しさは年齢と共に増していく。
不安がよりリアルに、目の前に立ちはだかるから。
自分も2度目の決断にはかなりの時間を要した。
こういう時は必ず自分が見えなくなる。
一旦、あらゆる考えを紙に書き出し整理した。
自分は何になりたいのか。何が好きなのか。何がやりたくなくて、何なら頑張れられるのか。こっちの道のメリットは?あっちの道のデメリットは?
その時考えられることを片っ端から書きまくった。
そして色々な人にアドバイスを求めた。
自分の選択肢を広げるためにではない。自分の選択肢を消すために色々な人の話を聞くのだ。自分でも考えたことがあるのに、他人から聞くと不思議と「これは自分には違うなあ」と思うことがある。
そうして書き出したコトバたちにバツがついていく。少しずつ、考えがシンプルになっていく。
そして最後に、自分の人生観について振り返る。
「環境に決められるのではなく自分の人生は自分の意志で切り開きたい。」
自分は不器用なくせに負けず嫌いな性格である。今までの人生もそうして来たではないか。
それと自分は運命論を割と好んでいる。
自分に起こる全ての出来事がそのタイミングでやってくることには必ず何か意味があるのだと思っている。(思うようにしている)
「自分の意志で切り開きたい」とは言うものの、機会だけは自分ではどうにもならないし、もちろんお金でも買えない。そういう縁は大切にすべきであるという絶妙に上記で言っていることと矛盾チックなことも思う。
そして、そう悩んでいるうちに、いつの間にかどちらかに心が傾いている。
悩むことはとても辛いことで、決断に迫られると余計に焦っていく悪循環に陥る。
時には枕を濡らすし、気づいたら夜が明けていることもあるだろう。
それでも、悩み続けるしかないのだと思う。
その時悩んだ時間こそが覚悟となって、今後必ず力になる。
少なくとも僕はあの時苦悩した自分に失礼のないよう、頑張り続けられている。
そして十分に悩まずにその道で躓いた時に、「ちゃんと考えておけばよかったな」と後悔するだろう。
よく人は「どちらの道を選んでも後悔は必ずする」と言う。
となりの芝は青いわけだ。
正直、どっちの道を選んでもその道を精一杯楽しむことが出来れば、そんな後悔なんてただのタラレバ話になって過ぎ去ると思う。
そういった意味では、自分の人生観に従うのが一番納得がいくのではないかなと思う。
僕は数年後の自分が楽しみな方を選んだ。たとえその結果が芳しくなくとも。
人生の"分岐点"であなたは何を思いますか?
たくさん悩めることは強さの証だと思います。みなさんのエピソードや思うことがあればぜひ教えてください。
僕の研究を応援して頂ければ幸いです!