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MGO2を偲ぶ 其の三

MGO3について

このnoteのタイトルどおり、MGO2はすでにサービスを終了している。しかしMGSTPPとともにMGOは帰ってきた。当時PVを見て「またMGOを楽しめるなんて夢のようだ!」とドキドキワクワクしてサービス開始を待ちに待っていた。だが現実は違っていた。スネークの言葉を借りれば「MGOは変わった」のである。

変わってしまった点は多々ある。まずは基本ベースがTPPであること。TPPはキャラクター移動時に慣性がつきピタっとは止まらない。このためMGO2のような何やらユニークで微妙な動きができない。共感してもらえるかは分からないが、筆者はMGO2の操作性でこそできるシュールな動きが好きだった。仲間とイチャつくときに面白い動きで笑わせるのが好きだった。次はダッシュとフルトン回収。誰でも高速ダッシュが可能。そこにフルトン回収をワンパンでできるアビリティ。もはや撃ち合いや駆け引きなど微塵もない。走って相撲をとるだけである。

走って投げるだけ

次はクラス制。以前のスキル制は廃止。3つのクラスから選ばなければならず、取捨選択の自由がなくなり、楽しみ方の幅が狭まった。このスキルを着けるとあれが着けれないといった4枠の中のジレンマが無くなり平凡なTPSになってしまった。次はヘッドショットの重要性。胴撃ちでもすぐ死ぬ上に前述の相撲バトル。ダンボ回避を駆使したあの熾烈な銃撃戦など皆無となってしまった。カニ歩きでババババンで終わりである。次はミッションの刷新。変なTDMや変わり果てたTSNE、BASEのみ。どうしてこうなったのか意味が分からない。

謎仕様のTDM
高速ダッシュにより破綻したTSNE
普通の拠点制圧ゲー

次はSOPシステムに代わるものがないこと。バディリンクという2人で繋がる似たものはあるが、SOPシステムのようなチーム全体の繋がりや戦略性がなくなってしまった。
まだ細かな点はあるのかも知れないが、筆者自身2週間ほどで飽きてしまったためよく覚えていない。MGO3の全てを批判するつもりはない。オンラインTPSとしては良い作品なのかも知れない。しかし個人的には全くもってハマらなかったのは事実だ。昼夜問わず、夜が明けるまでMGO2をプレイしていた筆者が約2週間で飽きたのも事実。
筆者はMGS1発売当初からのMGSファンだ。4の最後、スネークとオセロットの殴り合いでは目頭が熱くなった。しかしMGSTPPクリア時は何かこう虚無のような何とも言えない感覚だった。これはもしかしたら小島監督の意図したものだったのかも知れない。もしくは監督不在で造られた未完成品だからなのかも知れない。真実は分からない。MGO3も未完成のまま世に放たれてしまいMGO2を偲ぶ結果となってしまったのではと筆者は考える。とにかく言えることはただひとつ。またみんなとあの頃のMGOがやりたい。それだけなのである。これぞ懐古厨の本領発揮といったところであろうか。ではまた次回。

もう一度「待たせたな」と言っておくれよ、スネーク。

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