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MGO2を偲ぶ 其のニ

今回の一言

キン肉マンのアニメ化が決定して歓喜に沸いている筆者です、こんにちわ。アニメもバイクもゲームも昔のものが割と好きなので、やはり私は懐古厨の老害候補なんだと感じております。キン肉マンまだ連載してるの知らない方が多いんです。まだまだスグルは現役で戦っていますよ、皆さん!是非読んで下さいね!

今回のお品書き
・SOPシステム
・TSNEミッション
・レベルシステム


SOPシステム

Sons Of Patriotsシステムの略。簡単に言うと味方の状況を可視化できるシステム。大体のFPSやTPSでは味方の輪郭を壁越しでも確認できるものがほとんど。MGO2に於いては敬礼若しくは指差しで味方とリンクを繋ぎ情報を共有する。味方PCの位置や状態はもちろん、トラップの位置、エネミーエクスポージャー(攻撃を当てた敵PCを表示するスキル。略称EE)やエネミーロケーター(敵PCを表示する投擲装備。通称エロケ)によって得た敵位置を味方に共有もできる。逆にあえて繋がない戦略もある。スキャニングというスキルにより敵に情報を奪われる可能性があるためだ。敵に自チームの位置がダダ漏れになるためリンクを繋いだ状態でこれを喰らうとかなり痛い。EEやエロケのアンチとしては、弱体化ないし無効化するSOPステルスというスキルもある。ただしこのような情報系のスキルばかりを選択すると銃器系のスキルが選択できなくなり撃ち合いに不利になってしまう。これもまた面白い点である。このように情報を単にUI化するのではなく、ゲーム内のシステムにすることで戦略の幅やプレイヤーの選択肢が格段に広がり唯一無二のTPSになり得たと考える。

ソナーによる敵位置把握。味方にも視認可能。

TSNE(チームスニーキング)ミッション

MGO2で一番人気のルールだと思われる攻守非対称マッチ。攻撃側はステルス迷彩を装備でき、守備側の陣地にあるタゲを持ち帰るか、敵を全滅できれば勝ち。殺傷武器がナイフしかなく、銃もコック式の麻酔ピストルしかない。防御側は時間一杯タゲを守り切るか、敵を全滅できれば勝ち。
シンプルではあるが、このルールが人気な理由はMGSのキモである「かくれんぼ」を最大限楽しめるところにあると考える。
攻撃側はステルス迷彩を装備はしているものの武器や移動時の土煙(砂埃?)は見えてしまうし、防御側の攻撃を受けると数秒間迷彩が解除されてしまうため、這いつくばりや敬礼によって武器を消すか、暗闇や物陰に潜みつつタゲへ近づく必要がある。防御側はこの潜んでいる敵を基本的には銃で索敵する。うむ、かくれんぼっぽい。これほど攻守での動きが違うのに割とゲームバランスはとれていた気がする(VVという平原マップの攻撃側はやりたくなかった記憶があるが)
このルールではハンドガン以外の銃器スキルはほぼ意味がないため、どのスキルに枠を割くかで運用が変わる。攻撃手段に乏しい攻撃側でいかに立ち回るか。足が遅いと容易に近づけない。CQCスキルがないと相手を拘束できない。ナイフスキルがないと切り刻めない、斬首できない、などなどスキル選択のジレンマも楽しいルールである。
またMGO2にはトラップとしてエロ本がありPCが範囲内に入ると夢中になってしまい身動きが取れなくなる。 ことTSNEでは暗がりや角に置いておくと引っかかりやすいため、トラップ設置が早くなるスキルや、アウェアネスなるトラップ発見スキルも有用であった。このあたりもMGS特有な楽しみ方だ。他にもスタンや睡眠状態から早期に回復できるスキルや段ボールで突撃できるスキル、自身をエロ本化できるスキルなど、戦い方色々でかなり奥の深いかくれんぼとなっている。
SOPを繋いで前項のスキャニングを喰らうと攻撃側はほぼ負け確となるためリンクしないことが多かったように思う。逆に防御側はターゲットアラートなる銃口を向けた敵を察知できるスキルがあるためリンクし共有するメリットは大きい。
何やらややこしく思えるだろうが、要はスリル満点で、本当に手に汗握るかくれんぼが体験できるルールなのである。こんな楽しい戦いMGO2以外で体験できるかしら?


レベルシステム

MGO2の自PCのレベルはマッチ成績により上下する。体感的にはレベル14までは要訓練、15.16が普通、17は上級者、18は猛者、19以上はサイヤ人といったところ。筆者はほぼ16で極々稀に17になる程度。ただレベルはフリー部屋(自らルール等を設定したマッチ)でも変動するため身分不相応にレベルを上げられたり、レベルを下げて初心者狩りをするという者も見受けられた。また成績に影響するのもキルした「数」や拠点を制圧した「数」であるため、いかに敵のHPを削ったとしても、いかに拠点制圧に参加し死亡しようとも、チーム勝利への貢献にはなれど自身の加算ポイントには一切ならないのである。故にキル横取りやBASEでの開幕自陣付近の拠点取りなど、野良チームでのマッチ敗北の原因となっていた。これは是非とも改善していただきたかった。マッチ後のレベルが下がる音に嫌悪感を抱いていたあの頃が懐かしい。


あとがき

あれだけMGO2を愛していたのにMGO3は約2週間ほどで飽きてしまった。懐古厨と言われようが構わぬ。何故MGO3に全くハマらなかったのか。その辺について次回は書こうと思う。あ、弟者さんのMGSプレイ生放送、皆さんも見ましょうね笑。懐かしい気分になれるよ。

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