Leica Q3アクセサリの善し悪し -無線充電はまだ待て-
さて。Leica Q3が発売されて半月がすぎた。当初品薄だったこのカメラも少しづつ市場に出回り始め、この素晴らしいカメラを使っている人を見かける場面も増えてきた。今回は、このLeica Q3を使いこなすためのアクセサリパーツについて述べたい。
Leica Q3はオシャレなアクセサリの宝庫!
Leica Qシリーズは、Leicaカメラの中ではMシリーズに次いでメジャーなカメラシリーズだ。そのため、アクセサリも非常に充実している。今回はLeica Q3用のそれらのアクセサリオプションを様々試して見た。
レリーズボタン
まず、レリーズボタンから。
Leica Q3のシャッターにはネジ穴が空いている。これは一見プッシュ式レリーズスイッチをねじ込めるように見えるが実はこれはダミーであり、単なる雰囲気穴だ。その雰囲気穴に付けるレリーズボタンが、オフィシャルから発売されている。黒赤、シルバー、真鍮の3色があるが、筆者は黒赤を選んだ。これをつけることでシャッターが非常に押しやすくなる。必須のアイテムだ。ただしネジが外れやすく落としやすいので要注意。
ワイドレンズフード
次にワイドレンジフード。
Leica Q3の標準レンズフードは、先が細長く、ハレ切り用には非常に高性能だが、指かかりの場所がないために指が滑って小指が映り込んでしまうことが間々あった。
Leica Q3では、黒、シルバー、真鍮の3色のワイドレンズフードが用意された。これは、指かかりがよく、実用性が高いだけでなく、非常にデザイン性が高いものとなっている。筆者は黒を選択した。
これも必須と言えるだろう。
ワイドレンズフードをつけるとレンズキャップが使えなくなる。そこで必須なのが、やっすい49mmのレンズキャップだ。センターつまみ式のものがオススメだ。
これはAmazonで買った。
Leicaオフィシャルレンズキャップだと、ワイドレンズフードと干渉して取り外しが出来ないため要注意。
専用サムレスト
サムレストはLeica Q3専用のものが出ている。これは必須だ。
というのも、専用のものでないとファンクションボタンが操作できなくなるため。Leica Q3は光学部分が重く、サムレストがないとカメラが滑って片手ホールドできない。
これは必携と言える。
バッテリーBP-SCL6
バッテリーは当たり前じゃないかって?
いやいやいやいや。実はこのLeica Q3のバッテリーは、形こそいままでの「BP-SCL4」そっくりでも、容量と瞬間消費電力許容量が増えている。なのでバッテリーは全て買い替えです。残念。
具体的にはSCL4だと、8K撮影ができません。また、高速メモリー連射の時にももたつきがある。
というわけでこれも買いましょう。高いけど。
バッテリー1個で2~3時間の撮影がこなせる。初めに1つついていますから2個買い足しを推奨したい。
無線充電グリップと充電マット
そしていよいよLeica Q3の目玉である「無線充電グリップ」と「充電マット」の登場。
で。これは、買ってみて本当に失敗!!
まともに動きません!!
本体のバージョンアップなどで動くようになったという告知があるまでは買ってはダメ。
また、無線充電グリップの底面にあるクイックシュー風のデザインは、ただのデザインでクイックシューとしては機能しない。ネジ穴もセンターからズレてしまいますので3脚利用も難しい。また、分厚いため、後述のボディホルスターも使用が難しい。
とにかくこれは今は買っちゃダメなアクセサリーといえる。残念。
ボディホルスター
ホルスターはあくまでもグリップやループと組み合わせるものなのだが、肝心の無線充電グリップが使えないため非常に使いどころが難しくなってしまっている。
また、体に密着させるためどうしても液晶面に水蒸気が溜まる。Leica Q3のチルトモニターの防水性能は未知数なため、これも少し報告を待った方がいいだろう。
というわけで、ホルスターは保留を推奨。
IDS grip for Leica Q3
無線充電グリップが使い物にならないので急遽買ったのがこの「IDS grip for Leica Q3」だ。
これは使える!!
ウッドのグリップがなんとも心地いい。
つけたままでバッテリーやメモリカード交換も可能で、何よりも信じられないくらいに軽い。
とはいえ、このグリップには標準のフィンガーループはつかないので、前述のホルスターが使えるようになるわけではないから要注意。
しかしとにかく使えるので試して欲しい。
アルティザン・アンド・アーティスト ARTISAN&ARTIST RED
ストラップは、標準のものが入っているが、Leicaオフィシャルで、アーティザンアンドアーティストのストラップを扱っていて、それが非常に良く似合う。
筆者は赤のロープ仕様のものを選択した。
Leica Q3は防塵防滴なのでどこへでも連れ回すカメラだ。そう考えると丈夫でオシャレなストラップは本当に重要だ。
また、特にメーカーなどは指定しないが、液晶面にはプロテクトフィルムは必須だろう。
Leica Q3はこうしたアクセサリーで完成するカメラだ。
是非あなたなりのスタイルで連れ歩いてみるといいだろう。
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