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018/100「鰹かおる豆カレー(curry家 Ghar)」#カレーレシピ100チャレンジ🍛

スパイスカレーのレシピ本買ったけど、全部は作らない、眺めるだけのレシピがある。何ならいつも作る自作スパイスカレーにブレイクスルーが欲しいため、この際100皿作るチャレンジ企画。

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クラウドファンディングMakuakeにて、curry家Ghar(ガル)さんの冷凍レトルトカレーの支援が開始された。
この牛キーマとキノコのあいがけカレー、実店舗で食べたことがあるが、これがまた物凄く美味しかった。
そんな行列の出来る店の人気メニューとあって、支援率1300%を達成するほどの人気っぷりだ。

この返礼品が先日届いたので、「関西のスパイスカレーのつくりかた」に載っているGharさんのレシピと合わせて、最強のプレートを調理してみた。

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鰹かおる豆カレー(インド鍋カダイに入ってる方)

鰹節とスパイスを焙煎し、粉末にしたパウダースパイスを使用するため、カツオの香りと旨味が付与されている。

さらに仕上げには、アジョワン深く色づくまで加熱したニンニクを加え入れる。このニンニクが非常にクセになるのだ。
通常イタリアンでは、繊細さを損ない、苦味が出るからとニンニクの加熱を適度に済ませることだろう。
しかしこのダールにおいては、茶色くなるまで加熱することで、一種の雑味や深い香りにより満足感が引き上がる

そしてアジョワンもまた、ウッド香(r-テルピネン)に、爽やかな香り(チモール)で、料理の香りを複雑に、かつ印象的にしている。
ニンニクの硫黄臭、鰹節の燻製香を底上げしているようにも感じた。

相当好みが別れそうなアジョワン、使いこなせれば強い味方になりそう。
また、ニンニクの使い方にも新しい可能性が見いだせる一皿だった!

レトルト1 牛キーマ

ホールブラックペッパーを用いた力強くも香り高いドライタイプのキーマだ。先日調理した、スパイスカフェのドライカレーに近かった。じっくり炒め、甘味を引き出したであろう玉ねぎがベースだ。

レトルト2 キノコのポタージュカレー

口に含めばキノコの香りが広がる。優しくも風味豊かな味わいだった。乳脂肪(牛乳が使用されている)により、辛味をリセットしてくれるのもまた良い。これがまた傑作と言える出来栄えだった!

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Gharさんの看板メニュー「ラムキーマ」は、キーマと野菜のスパイス炒め(?)を組み合わせる。
そんなキーマ+野菜では、コクと爽やかさ、そして旨味の相乗効果を楽しめるが、キーマ+キノコであれば、うって変わってコクとまろやかさでの旨味の相乗効果
どちらも違った味わいで、勿論どちらも美味しい。

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レトルトのトッピング何がいいか問題

以降はレトルトの話なのだが、クラウドファンディングで企画されたSameway株式会社より、「皆でトッピング写真アップしてちょ」キャンペーンが開催された。

Gharさんオススメは、ナッツ、プチトマト、ピクルス、フライドオニオンなどだ。

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緑色と赤はやはり映えるな~と。

考案1

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彩りのため、赤、黄パプリカを使用したピクルスを添えてみた。酸味が味をしめてくれる。

のらぼう菜(菜花みたいなもの)のおひたしは緑色要因として用意。別になんでもいいだろう。

そして、Gharさんが提供している赤いピックルをイメージして作った、ズッキーニときぬさやのウルガイ。

マスタードパウダー、クミンパウダー、チリパウダー、ヒング(少量)、塩、カレーリーフをボウルに混ぜておき、マスタードシードのテンパリングオイルを注いだら、レモン果汁をしぼり、下茹でして粗熱を取った野菜と和える。

ウルガイがどれほど辛くても、キノコポタージュカレーが辛味を中和してくれた。結構辛めのピックル類を合わせても大丈夫だと思う。

考案2

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ナッツ、ハーブに、パインのチャツネを加えてみたパターン。

個人的には、キノコポタージュにはローズマリーが合うと予感していた。そして凄く好きな組み合わせだった。その他、ディルに清涼のためミントも使用。ほんのり甘い香りのハーブがベストマッチかなと思った。

ナッツはなんでも美味しそう。自分はクルミとカシューナッツ、マカダミアナッツを砕いて乗せた。

パインチャツネは少々失敗で、甘さがカレーの味わいをむしろ阻害してしまった。甘味は他の味覚を鈍らせてしまうのだ。甘味の要素はちょこんと脇役に徹するくらいが良さそうだ。

ただし後日調理した、骨付き鶏レッグのハーブマリネソテーと、チャツネを合わせたら最高に美味しかった。肉料理であればこれ以上ないパートナーなんだけど…。

あと、二種のカレーなど重ねてみたが、別々に口に運ぶ方がそれぞれを楽しめて良いと思った。

考案3

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キーマとキノコのカレーは、しっかり、もったり、まろやかな味わい。あえてその方向性に上乗せすることにした。

ご飯の上にキーマ、目玉焼きをのせ、ピンクペッパーを散らしつつディルで彩りを。ほんのり甘味重視である。

目玉焼きと脇のアボカドで、まろやかさを付与(少々の青臭さは、キノコポタージュと喧嘩したかも)。

キノコポタージュには、これまたコクの増強にとマカダミアナッツに、ローズマリーを香り付けに浮かべた。

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スプーンで崩しながら食べると。

いや~美味かった。また店舗で食べに行きたいところ!!

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curry家 Ghar

公式アカウント:Twitter
住所:大阪市西区京町堀1丁目9−10(Googleマップ

平日でも行列必至。11時前に並べば、だいたい一巡目で食べる事が可能だろう。土日祝であれば、もっと早く並ぶと安心だ。

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■レシピ候補たち
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1AB8VBNvV0SS1lCu_V0tgWenaZm_GQzibCh78QXiTX_A/edit?usp=sharing
『関西のスパイスカレーのつくりかた2(LLCインセクツ)』を中心に。
■レギュレーション
・副菜類も作るが、基本カウント外
・期限はとくに無し。
・飽きたらフレンチ、イタリアン、中華、自家製ラーメンに逃げる

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