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日本と世界の比較〜利回り〜


今回は、海外への投資において、
最も手堅い「国債の利回り」ついて比較してみます。

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国債の購入とは、いわばその国そのものへの投資。

もちろん、考えるべき視点はいくつかありますが、シンプルに考えれば、その国が伸びるか!といった視点を持って投資判断を行うことができます。

なお、国債の利率の高さと国の信用の高さは基本的には反比例します。信用が高い国の方が、お金を借りるのに高い利息を出す必要がないためです。
「信用が高いにも関わらず、利率が高い」国がねらい目です。

では、見ていきましょう。 

◾️10年国債利回り
2020年11月3日現在のデータ(Bloombergより)

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上記のデータから主要7カ国(フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ)の10年間の利回りで比較してみましょう。

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国債の利回りがマイナスということは、買って満期まで持っていると、払った金額より受け取れる金額が小さいことになります。ドイツ、フランスがマイナスになっています。

コロナの影響を受けて、だいぶ下がってしまいましたが、アメリカ、イタリア、カナダは、比較的高利回りです。
日本は0.04%とかろうじてマイナスではないですが、イマイチな結果。

次に、デフォルトについて少し触れます。

◾️デフォルト

【用語解説】デフォルト
債務不履行。つまり借金を返せなくなること。国の場合は、国債の償還や利払いを停止 することを意味する。

記憶に新しいものに、ギリシャの財政破綻があります。
2015年に国際通貨基金(IMF)に対して借金を返せずにデフォルトしました。その後も厳しい緊縮財政が続き、EUやIMFからの追加融資でなんとか持ちこたえている状態です。

アルゼンチンも2020年5月22日に、2014年以来9度目となるデフォルト(債務不履行)が確定しました。もうこうなると国に対する信用はなくなりますね。

さて、上記の主要7カ国でデフォルトを経験した国を挙げています。
日本 2回
ドイツ、フランス、イタリア 1回

実は日本も過去2回、デフォルトを起こしています。

最後に前回記事に挙げた格付けも加えて一覧にします。

◾️主要7カ国比較(格付け・利子・デフォルト)

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最初にお伝えしたように、
信用が高いにも関わらず、利率が高い国がねらい目です。

どこの国にお金を預けたいと考えますか。  

格付け、利子、デフォルトで言うと、
アメリカ、カナダ、イギリスであれば、自分のお金や資産を預ける先として、安全かつお金が増えそうですね。

私なら、大好きな日本ですが、お金の預け先としては、
自国を選ぶのをためらいます。

広い視点をもって、選択肢を広げていくことで、
今までの価値観を見直せます!

お金について、楽しく正しく、勉強しましょう。


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