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甘くて重い香り


香りで気持ちが決まる時がある

満員電車に揺られて職場に向かう時
職場で先輩に注意された時
仕事終わり私服に着替える時

そういう時に自分から一瞬でもいい香りがしたら
どんなに疲れて辛い時でも
全てがいい意味でどうでも良くなって
気分がやわらぐ

だから私にとって香水は大切な存在
香水=救済

昨年のクリスマスが過ぎた後、
彼氏と銀座に行って香水を買いに行きました


買ったのはこちら
冬だというのもあるけど私は基本的に
『甘くて重い』香りが大好きなので
店員さんとお話しながら決めました

SERGE LUTENS セルジュ・ルタンス

<LE PARTICIPE PASSE ルパルティシップパセ>

[過去分詞]
現像液に浸されるまで、白い紙は無言だった。 溶液がかすかに震えるパットの底に沈められると、 ゆっくりと画像が浮かびあがってくる。 過去の瞬間が現在に押し寄せる時、そこにはさまざまな香りが伴う。 私が捉えるのは、最も強く過去を呼び起こす香りだ。 

過去分詞と名付けられたこの香水
この香りをかぐと
『自分が経験したことはない』懐かしい記憶が
蘇る気がする

第一印象、重たい(重たすぎる)苦味がある甘い香り

子供の頃に森の中で見つけた木の樹液
焦がした苦いキャラメル
甘ったるいたくさんのお菓子たちの香り

どこか懐かしい!でも苦味が過去を持って成長した大人の雰囲気を感じられる
重くて甘いこの香りは冬にぴったりだと思う
黒のレザーのジャケットに合わせたいと思いました


Diptyque ディプティック

<EAU DUELLE オーデュエル>

旅とバニラに捧げる頌歌。「オーデュエル」は、スパイスロードにヴァニラを導きます。明るく魅惑的なカラムスのアクセント、シプリオルのほの暗くスモーキーなニュアンス。時と国境を越えるマダガスカルのブルボンヴァニラが影と光の間を漂います。

なんと言ってもこの香水の魅力は
シンプルな成分で導き出されたバニラの香り
そこに少しのスパイシーなアクセントによって
ただの甘い香りじゃない雰囲気

初めて香りを知った時は「なんだろう...?」
だんだん時間が経つにつれて
変化していく不思議な香りに心を奪われました

冬がぴったりかなと思ったけど
このスモーキーでスパイシーな感じは
きっと夏の日差し照りつける暑い日でも
合いそうだと思いました


この日彼氏も彼氏自身に香水を買っていたことが
なんだか嬉しかった
買っていた香水は
Diptyqueのサンジェルマン 34
彼にぴったりの香りだと思った


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