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健康経営を目指す企業担当者様(総務?)シリーズ⑩(紹介理由:医師の都合)

先日⑨の記事では<患者さんの紹介が必要な状況を・専門レベルの違い
・専門領域の違い・地域の違い・相性と抽象化>
して、それぞれについてかんたんに書かせて頂きました。

ここで、上記の4つの理由のうち<転居を理由にするもの>に関しては患者さん都合で、経過観察をしていた同じ疾患を転居先でも診てもらうことになるので どうしても解決できない場合には宛名なしの紹介状を書くことも特に問題は有りません。

しかし、上記の4つの理由のうち3つ<・専門レベルの違い
・専門領域の違い・相性を理由にするもの>
については 患者さん側から見たときには医師都合で紹介されると思われるものです。

医師も恥を偲んで、、、

先程述べたように、紹介理由の多くは患者さんから見れば 他の医療機関にお金と時間を使って<医師の都合で行かされる>と捉えられがちです。
医療機関についての規模と役割分担を理解してくださっている患者さんなら良いのですが、医療を純粋なサービス業と同等に捉えられている患者さんも少なくはなくそういった患者さんは「だからクリニックなんか信用できないんだ!」と息巻く人もいます。

そこで 紹介先の医師が「なんでこんなのがわからないの?」「もっと早く紹介してくれたら良いのにー」「全然大丈夫じゃん」という発言を不用意にすると患者さんは紹介元のクリニックへの信頼をなくしてしまいます。ここで 紹介を受ける先生方も「よくここに紹介してくれたね 良かった!」とまでは行かなくても 前医に気を使う発言をしないと トラブルに発展する可能性もあります。かつ そういった今は紹介を受ける立場でも 違う分野では他医に紹介をしなくてはならない状況になりえるという理解をしてもらえれば 前医に優しくなれるのでは?

これは決して馴れ合いを意味するわけではないのです。 紹介する医師も 自分の不勉強やリソース不足などを恥じながら患者さんのためにあえて紹介行動を起こしているわけです。

チラシ ちっぽけ


紹介を受けた医師は名医になりやすいので 得な立場なのです。

続きは次号

気になった健康経営を目指す企業担当者様(総務?)ご連絡お待ちしています!(井手 武 tokyoeyeasagaya@hotmail.com)




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