見出し画像

転居と紹介状と直行便

毎日毎日ではありませんが 慢性疾患で経過観察が必要な患者さんで転勤や転居に伴い紹介が発生することがあると思います。先日は海外の話を書かせていただきました。

しかし、海外に行くときには「仕方ない」と期待値が下がっている状況なのですが 国内の転勤だと「国内なのに」となってしまう可能性があるのです。 しかし、繰り返しになりますが 医師でさえ専門性と地域が異なれば紹介先はわからないのです。

もう一つの問題点(算定)


紹介先はわからなくても 紹介状のコストを取る際には具体的な紹介先を書かないと保険請求できないというルールがあるのです。

紹介状の宛名が無いと算定(保険請求)ができないのですが 自費で患者様から頂くのは問題ないとのことです。

コスト以上に患者さんの受診体験が

もちろんコストは クリニック運営で非常に大切な要素です。しかし、算定をするために他地域の先生がわからないからと GOOGLEで調べてそのまま紹介先として書いてしまうことのほうがより問題になることもあるのです。患者さんは 医師から紹介されたので 適切な医療機関のはずだという期待値を持ってその医療機関にかかられます。そこで 受診体験が悪いと患者さんの医療機関への不信が募り 然るべき 経過観察が行なえない可能性も出てくるのです。

ピンポイントに紹介してほしい! 紹介したい!


我々はこれについては諦めています。 紹介先というのはドライとウェット情報フィルターやり取りの【積み重ね】で残っている貴重な情報なのです

1-ドライ情報:場所&診療科&専門性
2-ウェット情報:人間性
3-積み重ね

GOOGLEでは#1の情報はありますが #2 #3の情報という暗黙知は検索できないのです。 かつこれを全ての医療機関で集めることも不可能なのです。 

現実的になろう


そうなると現実的には それぞれの先生がもつ #1,2,3の情報が加味された 【いつもの紹介先】情報をシェアして頂き その先生方を【良い先生】と仮定して まずはそこに紹介して 必要であればONE STEP FURTHER(もう一つ先)の紹介を行ってもらうHUBになってもらおうというのが想いです。 ですので紹介状への同封文書の印刷機能があります。


先生に向けての


そして患者さんにも この紹介の意味をお伝えする文書の印刷機能も持っております。

患者さんに向けて

これは航空便や宅配便のHUB&SPOKE方式を参考にしました

これにご賛同いただける先生方 よろしくお願いします






よろしければサポートお願いします。 NYAUWの活動は現在マネタイズを考えずに意義のみを追求するフェーズです。 ニッチな分野のやせ我慢プロジェクトですので お気持ちだけでも嬉しいです。