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KOKUYO(コクヨ)蛍光ペン一覧

コクヨは1905年(明治38年)に帳簿の表紙だけを作る「表紙店」として大阪でスタートした会社。創業者 黒田善太郎の「人の役に立つことをしていれば、必ず受け入れられる」という信念のもと、次第に紙製品メーカーへ。その後、ファイリングキャビネットなどのスチール製品でも成功し、1970年頃には、オフィス家具メーカーとして、コクヨの製品は、紙製品、文具、家具、事務機器の4分野で3,000アイテムの一大企業へ。文具視点では、やはり紙のコクヨですから、代表格は、1975年発売のCampusノートでしょうか。さらに歴史が古く1959年に発売した測量野帳なんかは、発売以来変わらぬデザインですが、ここ2、3年で大ブレイクしている印象。歴史と未来を両方大切にしている日本を代表するメーカー。

36. Beetle Tip

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コクヨデザインアワード2007の優秀賞が商品化された一品。一つのペン先で、太字、細字、二十線を書ける一品。発想が飛んでいて面白過ぎる。そっちきたか、て感じ。ペン先の形状がカブトムシのツノ??みたいな形状からビートルなんだよね?きっと。

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ペン先の特徴は公式サイトの説明がとても分かりやすい!

一本で使い分けられるけど、キャップ外すたびにそのペン先を見て、ん?て時が止まるのがまた面白い。不思議な一本。

そして、これ、使いこなすのにもかなりテクニックを要するので使い手のスキルが必要。

蛍光ペンの最大の目的はハイライトすること。ハイライトするときは、資料にしても本にしても"読む行為"が主であり、ハイライトはその主行為を遮断せずに無意識に行いたい。一瞬、ペン先に意識が移ることで、右脳だけで処理されていた行動に左脳の働きが入ることになるので、この点においてビートルティップは使い手に高度な技術を求めてくる。

これを使いこなせるようになると脳には相当のプラスになるのではないかと思うよ!これは、脳トレ蛍光ペン

42. mark+

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2020年2月に満を持してコクヨが放った新作mark+。読み方はマークタス。「+」は「足す」だ。日本しか通じないが「マークプラス」とか商標上いろいろあったんだろうと肯定的に解釈。(だってね「海外販路拡大したい!」てずっとコクヨさんは言ってるのにここで日本語にこだわっちゃうとさ・・・ボソボソ)

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Beetle Tip以来、ペン先で遊ばせたら右に出るものなしのコクヨ。今回も裏切らない。やっぱり使い手の脳トレを求めてきた

ところで、この2色の組み合わせは結構種類があって、私はイエローを手に入れたのだが、同系色で”めだたせカラー”と”ひかえめカラー”で設定した色が5種、各めだたせカラーと一律グレーを組み合わせのが5種の計10種ラインナップ。

良い!と思ったのは、"めだたせ"と言いつつ、王道の蛍光イエローではなく、くすんだ黄色をチョイスしてきた点。ゼブラのマイルドライナーのヒット以来、少しくすんだ色、薄い色が流行っているかなーという印象だったけど、このあたりをしっかりキャッチしている。

とにかく1本で2度おいしい戦略は健在。

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