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ステッドラー製図用シャープペンの変わらない魅力

ドイツの文具メーカーSTAEDTLER(ステッドラー)の蛍光ペンはTextmarkerもtriplusなど数本持っていますが、今日は製図用シャープペンである925シリーズについて。

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(画像参照元:ステッドラー日本公式サイト

1990年に925 25モデルが世に出てからちょうど30年。30周年記念で新作として昨秋発売されたオールブラックモデルがかっこよく、先日偶然見つけて即ふたり揃ってゲット。(ふたりともノーマルカラーを持っていますがついつい)

出会いは突然に

ところで、私がこの925 25の1本目を買ったのは25年近く前。まだ10代半ばだった私ですが、当時から文具は好きで、他人とは違うかっこいい文具を使いたいなーといつも思っていました。

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当時学校では、PILOTのDr.GRIPとかが流行っていたような記憶がありますが、私はちょっと変わっていたのか、斜に構えていたのか、いずれにせよ他人と同じものを持つことに抵抗があったし、そもそも太い筆記具がデザイン的に納得がいかず使ったことはなかったです。

そんなとき、神戸は三宮のセンター街に店を構えていたナガサワ文具センター(きっと当時「センター店」と言われていた店舗だと思うが、既に移転して今はこの場所にはない)で、たまたま見つけたのが、STAEDTLERの925 25。今思えば、このシャープペンが世に出てまだ数年しか経っていないときのこと。

なんだ、このかっこいいシャープペンは!

文具に一目惚れってなかなかないと思うんですが、若かりし頃の私Bluは一目で魅了されました。どこか機械的で、直線的で、素材丸出しで、何かのプロっぽくって、メーカー名読めないし、1本1,000円もするし。ちなみに今は、1,200円で、オールブラックは1,500円。(いずれも税抜)

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1000の囲み数字が今となってはレアでちょっと自慢。ふふん。ロゴの位置も実は現行モデルと違ったりする。ふふん。

魅力は変わらないデザインと機能と耐久性

無骨。ドイツの印象です。ドイツすべての印象です。925 25も無骨です。ロゴの位置は変わっても、そのデザインも機能も全く30年前のまま。最初から完成されて、今なお完成されています。しかも25年近く使っても、一度も壊れません。ノックも壊れないし、ずっと同じ書き味、持ち味。ちょっとだけ重く感じる金属質の重量感。それなのに長時間使っても疲れないのです。ペン先もよく見えるのです。よく出来ています。

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金属なので、この通りグリップこそいい色になってますが、何も変わらないことのすばらしさを感じる。これは磨いたらきれいになりそうだけど、なぜかあえてこのまま使ってます。いろんな勉強や試験を一緒に歩んできましたしね。まぁ、試験はたくさん敗北してるので、お守りや願掛けの効果がないことも実証済です(笑)

四半世紀使うシャープペン

有名な高級万年筆は親子に渡って受け継がれていくというのはよくある話で、メンテナンスをしたらそれくらい使い続けられる。文具というより高級なアクセサリ。

そこにきて、メンテナンスもせずに四半世紀、使い続けられるシャープペンてただただすごいな、て。それだけの年数使ってるシャープペンに出会ったことないと思うけど、ここにあります。

ちゃんとメンテナンスしたらもっともっと使えると思う。自分の身の回りにあるもので一番長い間持ち続けている物。私は物にこだわりはあるが、手に入れたあとの執着はない(断捨離ができる人って意味で)。だけど、これからもこの925 25は使い続けようと思ってる。

私の中で、STAEDTLERの一番は、鉛筆でも蛍光ペンでもコンパスでも樹脂粘土でもなく、925 25なのです。

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