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カマちゃんとクエンさん(酸)

ユズが手に入らない代わりに、2か月ほど前までレモン天国だったキプロス。どちら様のお宅でもたわわに実るレモン、檸檬、れもん。生レモン両腕にわんさかなんて夢みたいじゃない…なんて思いも束の間のこと。我が家にも大袋いっぱいのレモンが3度ほど届き、もはや天国から一転、地獄になるんじゃないかというくらいの有様でした。

しかしこのレモンたち、大家さんの庭の収穫物で、有機栽培中の有機栽培。いわゆるオーガニックってやつですから、中身はもちろんのこと、皮まで安心して使えるというわけです。ただし、「焼きあがった鶏肉に、最後キュッとひと絞りのレモンを♪」…なんて悠長なことをしていたら、せっかくのオーガニックレモンもオーマイガッドな黒色&しなしな果実になってしまいます。

そこで…仲良しグーグルちゃんと相談のうえ、果汁・果肉のハチミツ漬け・冷凍果肉・乾燥皮(胡椒と一緒に調味料として/ポプリなど香りを楽しむものとして)・甘煮皮(冷やしてデザートに)・皮でレモン胡椒・果実全体で塩レモン等に早変わりしてもらったのでした。面倒くさがりの私にもできるものばかりで、果汁以外はいまだに絶賛大活躍中。

なかでも、40度近い日々が続くこのところのクエン酸必須ボディに、身を削って貢献してくれているのが、ハチミツ漬けと冷凍レモン。冷たい炭酸水を注いで、ミントなんか入れた日にゃ…いや、日にゃといってもコレ実は毎日なんですがね。

「クエン酸おくれ!」「やっぱりクエン酸だよね」と思うのは、こんなとき。

・ベランダで育てているタイムのなかに鼻を突っ込んで、「う~ん、最高、いい匂い~」なんてやっていたら、突如、秒速で動くものが視界に入る。よく見たら、ミニミニサイズのカマキリちゃん。「かわいいじゃないの~。カモン、カマカマーカマカマー」と時間を忘れて夢中になって話しかけて、立ち上がったらクラクラー。眩暈。クエン酸~!!

・扇風機オン。ソファに腰かけ本を読んでいると、太腿の裏に何かを感じる。虫?蚊?と思って触れたら、流れ落ちる汗だった。自家製滝。クエン酸~!!

・市場で季節外れの小さなレモンを購入。絞りたての果汁を冷たい水に入れて飲む。爽やか~生き返る!やっぱりクエン酸~!!

・友だちから梅干しならぬ、杏(アプリコット)干しをいただいた。杏干しをかじる…身体じゅうに沁みわたる幸せ。杏干しの副産物の酢で作った浅漬けを頬張る…あー、生きててよかった。やっぱりクエン酸、だよね~!

今日も午後2時の時点で38℃なので、「クエン酸を欲している」の副詞は基本的に「いつでも」なんですけどね。しばらく「クエン酸命」の日々は続きそうです。ちなみに、カマちゃんは我が家のタイムを住処と決めたようで(おそらく身体が植物内に隠れられるサイズである間中)、昆虫を捕まえたり脱皮したり、日々いろんな姿を見せてくれています。彼との会話中、私は○んちんぐスタイル?ヤン○ー座り?になること必須なので、ますますクエン酸が手放せません。ではでは、ごきげんよう~!

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