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不自由を解決する力

ユニバーサルプロダクトのお話。

自助具について学ぶ機会がありました。
身体の不自由な方、操作が難しく感じる方。
僕は今のところ何も不自由なことを感じずに
日々の生活を送ることができていますが、
いつどういう理由で"一人でできなくなること"が
発生するかはわからない。

病気、ケガ、事故、生まれつきなど
色々な理由があって不自由な状況があることを理解し
それを助けるために
プロダクトデザインの力を活かせるんだと
少しでも社会のためになれる嬉しさがあります。

その気配りは、不自由の無い身体で使っても
ストレスの軽減や快適な生活への手助けになり得ます。
例えば脱ぎ履きを簡単にできる構造のNIKEのFlyEase
デザイン性も高く自分の子供にも履かせています。

かかとを逆足で引っ掛けて脱ぐ、という
日常的な動作から生み出された構造とフォルムには感動しました。


また、そのデザイン性という面では
不自由なところを見せたくない、という方が多くいることも知りました。
そうした側面からもデザイン性の高い
(ここではフツウのものと同じような、という意味合いに近いかもしれません)プロダクトを考えることが
本当に自助具が必要な方の気持ちに寄り添うことなのかもしれません。

パーツや部品レベルでも選択肢はたくさんあります。
マグネット式のシャツボタン
YKKの簡単に開くことができるファスナーや、
簡単に合わせやすいファスナースライダー
こういうパーツを自然に取り込むことでも
フツウに見えて社会貢献できるプロダクトを生み出せるのではないかと思います。

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