見出し画像

花の名前を知るということ

好きな花は何ですか。私は最近バターカップという花が好きになりました。今日は、「花の名前を知るのが花屋だけではなく図鑑だともっと楽しいかもしれない」という話。

【写真:バターカップ(つやつやしていてバターが塗ってあるみたい。) wikipedia】

画像2

花の名前に詳しくない私

「この花なんて言うんだっけ?」そう聞かれるのが苦手です。私は、花の名前をよく知りません。アサガオ、ヒマワリ、チューリップのような学校で植えた花は知っていますがあとはよく分かりません。

母や祖母から花の名前を聞いたのに全部忘れた気がします。もったいなかったな。

アメリカで「この花、日本にもある?」と聞かれて、またドキッとした私。でも、この質問をしたホストマザーから私はいいことを学びました。

庭先の小さな花を1輪だけ摘むホストマザー

ホストマザーは花が好きな人です。庭から花を摘んできて素敵なガラスの瓶に飾るのがとても上手な人。

彼女は花の名前をよく知っていて、その花の原産国についても時々教えてくれました。

花が好きだからよく覚えられるんだろうな、と思っていましたが、それは半分正解であと半分にはもっと素敵な方法が隠れていました。

ホストマザーと庭を散歩したとき、彼女は1輪の小さな紫色の花を摘んで家に持ち帰りました。花は花瓶に入れず机においてありました。

しばらくすると、ホストマザーは「この花は雑草(weed)なんだって。でも綺麗だよね。」と「アメリカ南部の花図鑑」を見せてくれました。小さくて持ち運びやすい本でした。

私は花図鑑を貸してもらい、読んでみることにしました。日本が原産の花がこんなにたくさんあるなんて知らなかったな…そんなことを考えながら読み進めていると、ページとページの間から小さな花が出てきました。図鑑の中には数種類の小さな花が挟まっていました。それはホストマザーが今まで調べた花。

ホストマザーのまねをして見つけた青い花

ある日、庭の歩道できれいな青い花を見つけました。花の一部分が透明でとてもきれいな花。1輪摘んで持ち帰り、ホストマザーと一緒に調べてみるとそれは「デイフラワー」という花でした。

【写真:デイフラワー wikipedia】

画像1

アゼリア、ゼニア、ターメリック、スパイダーウォーツ、バターカップ。庭の歩道にある花の名前をいくつか覚えました。何度も忘れて何度も教えてもらいながら。

花屋で花の名前を教えてもらうのもいいけれど、自分で見つけた花を自分で調べるのはもっと楽しいです。

デイフラワーはしばらくするとあっという間に花を落とし、その大きさの割になかなか大きな種をつくりました。

まとめ:花の名前を知るのが花屋だけじゃなくて図鑑だともっと楽しいかもしれない。

ホストマザーは素敵な人で生活を豊かに送るのが上手です。花の名前を知らなくても生きて行けるかもしれないけれど、花があるとほっとします。それに自分で調べた花は一段とかわいく見える。

ホストマザーは鳥の種類もよく調べていました。小さな鳥図鑑を使って。

私が勉強をしているときに、そっとゼニアを活けた花瓶を机に置いてくれたことを思い出す。赤、オレンジ、黄色、ピンクのゼニア。嬉しかったな。


あの色鮮やかなゼニアを思い浮かべながらテツガク・・・


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?