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[2019年12月13日金曜日]底なし谷を越える


 拝啓、親愛なる友人へ。

 お久しぶりです。こちらは寒い冬の中です。
 暗い空模様と厳しい寒さが続く日々には、どこか明るい温かさを求めたくなる。
 そんな気分に出会うこともあります。

 ちょうど今、まるでデジャヴのように、懐かしい何かのように。
 思い出した、ある冬の日の記憶に再び出会いました。
 今回はその記憶を紹介したいと思い、それをこの手紙に記します。

 それは、彼女が表幻者になる。
 そんなきっかけを運んだ、風と光でした。

 ある暗く寒い冬の水曜日の午前。
 ガクちゃんの「営業しません」という風のような一言。
 それが全ての始まりでした。

 水曜日しか営業しない駄菓子屋。
 それが、僕とガクちゃんのお店であり、今の事務所を兼ねた秘密基地です。
 一週間に一度しかない、営業日。
 それを突然、トタン屋根に投げてしまう、というガクちゃんの放棄宣言。
 その瞳には、説得など求めていない、という意志の石が星のように流れていました。

 きっと、彼女なりの理由があるのだろう。
 そう思い、僕も賛成し、彼女の意志に訊ねました。
 路傍で佇みたいのか、それとも何か他の計画があるのか、と。

 すると彼女は。


テツガクちゃん
 一蹴すれば、世界も一周できる。
 そんなバイクに乗って、どこかへ行きましょう。
 流れ星のように。


 ガクちゃんは、古風な単気筒エンジンを一蹴し、眠っていた鉄馬を起こした。
 我がままなカウガールが、僕を無法者の道へ誘う。
 僕は迷わず、その大罪を犯す決断の刻を撃ち抜き、彼女の後へ。

 ほんの少し暗く寒い、冬の水曜日の午前。
 僕達を乗せた古風な鉄馬が駆けていく、秩序の外。
 ゴキゲンな鉄馬はビートを刻み、ガクちゃんはウカレタ印の狼煙を上げた。

 ウノ! ドス! その合図から『メキシコの星』を歌いだす。
 それを特等席で聴く僕は、このまま時間が止まればいいのにな。
 もう、既に止まっているのだけど、もう一度、確かに止まればいいのに。
 そう、『青春』の最高潮の時のような気持ちに出会った。

 そんなヒメリンゴのようなウカレタひと時。
 確かに僕達は、一蹴で世界を一周していた。
 それが、この町内という狭い世界でも関係なかった。
 
 そして、旅が終焉を迎えてしまった瞬間。
 Stayしそうなイメージが、ぎこちない不思議さに染まる。
 それは、辿り着いた終焉の地、町外れにあった公園の中。
 ベンチに座る旅人の影でした。

 その影のどこに不思議さを感じたのか。
 それはわからないけど、何か不思議さを感じてしまう。
 そんな面白さの光に導かれ、『Mr.ジョーンズ』な僕達を代表して、ガクちゃんが影の主、その旅人に変えられない運命を投げた。


テツガクちゃん
 今日もほんの少し暗く寒い、冬の日ですね。


 突然、知らない誰かが声をかけ、隣に座る。
 そんな運命を旅人が、自由な意志でどう解釈したのか。
 それは、僕達には知ることができない秘密。
 
 とんだ、わがままな無法者達か。
 同じ何かがある、はみだし者か。
 その答えは、今もトタン屋根の上で眠っています。


旅人
 そうですね。
 ほんの少し暗く、寒い……確かな冬ですね。
 
 お二人はツーリングですか?


 旅人の変えられない運命。
 それを旅人は、自由な意志で覗き、解釈をして。
 僕達の変えられない運命として返した。


テツガクちゃん
 ツーリングというよりは……。
 現実逃避でしょうか?

 安全な現実に逃げ込む、逃避ではなく。
 少し離れたい現実から逃避していく、そんな現実逃避です。


旅人
 それは、いいですね。
 実は、私もそうなんですよ。
 逃げ出したい、決行の今から逃避してきた。

 お互い、似た者同士のようですね。


テツガクちゃん
 そうみたいですね。
 
 何かを煮詰めた似た者が、町外れの公園のベンチで隣同士。
 これも何かの深い縁、深縁ですね。
 その深縁を覗く時、深縁も自分を覗いている。

 覗いた私は、テツガクと申します。
 こちらは、私の相方の肯定さんです。


 彼女の紹介に合わせて、僕は旅人に頭を下げた。
 すると、旅人も同じように頭を下げた。
 まるで、鏡のように。


旅人
 私の名前を紹介したいのですが……。
 それを、探しに行くところだったんですよ。

 ところが、その旅の決行の今から逃避して。
 今、ここにいるので……。
 旅人ということで、いいですかね?


 そう、申し訳なそうに答える旅人。
 その奥の方にある、何かに気づいたガクちゃんは、いつものように中間色の瞳を輝かせ迫る。


テツガクちゃん
 旅人……それは、ステーキな秘密が隠れた、仮住まいの名前ですね!
 もし、よろしければ、その奥の方にある秘密。
 それを、ほんの少しだけ、私達に教えていただけませんか?


 突然過ぎる運命も二度続けば慣れる。
 そんな気もしますが、彼女の投げる運命は魔球のようで。
 その印象は、旅人も同じようでした。


旅人
 秘密ですか……秘密というほどでもなく。
 ただの現実逃避ですよ。

 逆に質問ですが。
 どうして、お二人はこの暗く寒い、冬の日に。
 バイクでツーリングをしようと思ったのですか?

 それを答えていただけたら。
 今、私がここにいる、その理由も明かします。


 その交渉成立の条件を聞いた彼女は、その答えを探した。
 ただ、営業したくないのであれば。
 そのまま、扉を閉じてお店にいればよかった。
 わざわざ、暗く寒い冬の日に外へ出なくてもよかった。

 だけど、一歩踏み出した理由。
 それを旅人は求めていて、実は僕も知りたかった、ガクちゃんの秘密。
 それは、意外な形のものでした。


テツガクちゃん
 一蹴で世界を一周して、新しい世界を見たかったんです!
 同じことに、ほんの少し飽きてしまって。

 ヒマラヤほど何かとミサイルほどの何か。
 それらに出会えそうな、扉の向こうへ。
 ついでに、トタン屋根にどうでもいいことを投げられたら。

 そんな気持ち、わかるでしょうか?


 そう答えた彼女の手には、店から持ってきた缶ココア。
 それを受け取った旅人は、缶から伝わる確かな温かさ。
 その熱の中に、分かり合えそうな何かを感じたような、満足感の情を表していた。


旅人
 ココア、ありがとう。
 温かいです。この寒さのお蔭かな。
 それから、テツガクさんの気持ち。
 それが、ほんの少し伝わったような気がします。

 次は私の番ですか……。
 実は、私も同じなんですよ。
 この町の外を旅してみたい。

 ただ、お二人と違うのは。
 そう願い、準備してきたのに。
 なぜか、最初の一歩が踏み出せず。
 決行の今から逃げ出して、この公園にいる。

 同じ逃避でも。
 その形は違いますね。


 そう語る旅人は深い疑問の中。
 底が見えないくらいに曇っていた。
 そして、ガクちゃんに何かを見つけ出して欲しいような。
 そんな表の情で訊ねた。


旅人
 私には踏み出す勇気や力。
 そういう何かが足りないのでしょうか?
 あるいは、準備不足、知識不足なのでしょうか?
 
 何が不足しているのか。
 それすらもわからない。
 ただ、やる気がないだけの灰でしょうか。


 ほんの少しだけ、ガクちゃんは考える間を作った。
 それは、本当は必要のないものだった。
 きっと、彼女なら直ぐにでも答えられた。

 だけど、刻を待っていた。
 午前と午後、その中間の狭間にある、中間色の刻を。


テツガクちゃん
 私のお腹の時計から察するところ……。
 今、この瞬間が、午前と午後の中間、真昼の正午でしょう。
 
 ここから先に進めば、待っていた午後と、向かう明日の今に出会えます。
 ここから振り返れば、過ぎ去った午前と、戻らない昨日の今に出会えます。

 そんな今、この瞬間。
 そこに、何か不足なものがあるのでしょうか?


 三度目の魔球的な運命。
 その前で、旅人は戸惑うというよりも、困惑と沈黙が混ざった、霧の中に迷い込んでしまった。
 今、この瞬間が僕の出番だと思い、自分なりの解釈を付け加えた。


肯定
 あ、つまり……。
 不足なもの。それは、ないのかもしれない、という感じのことで。
 不足がないことが不足している、とでも言えばいいのだろうか。

 だから、旅人さんにも不足なもの。
 それはなくて。
 むしろ、ないから問題なのかもしれない、というね。


旅人
 ないんですか?
 人からは、もっと行動した方がいい。
 動けば何かが変わるから、その決断をした方がいい。

 そう、言われ続けてきました。


テツガクちゃん
 それは……とんだ詐欺師の助言ですね!


肯定
 そうだね、同業者だからわかってしまう。
 とんだ助言かもしれない。


 最もな考え、それを詐欺師の助言と呼ぶ僕達。
 普段なら僕達の声など届きません。
 だけど、この真昼の正午の中では、ほんの少し違う響き方をするようです。
 そのまま、僕は詐欺師の助言を明かしていく。
 

肯定
 動けば何かが変わる。
 それは大きな嘘です。

 誰かが動くことで、喜ぶ誰かがいる。
 だから、たくさんの人に動いて欲しい。
 ただ、それだけのことです。

 決して、自分が欲しかった何かが手に入ったり。
 自分が変わることなどありません。

 変わる必要もないのだから。


旅人
 それでも、変わりたいとしたら?
 今日、旅立つ決断ができる、そんな自分に。


テツガクちゃん
 それならば、簡単ですよ。
 動かなければいいんです。

 答えという谷底を探して潜っていく。
 潜っても潜っても、何かが足りない。
 本当にそう思うのなら。
 
 探すのを辞めてみる。
 そうすれば、立ち止まった時にしか出会えない。
 そんな何かにも、出会えるのかもしれません。

 例えば、今、この瞬間とか。


旅人
 今、この瞬間ですか……。
 たしかに、こんな不思議な今に出会えるなんて。
 午前中は思わなかったです。

 いつもと同じ、逃避旅行。
 それが、ほんの少し違う。
 そんな不思議さがあるなんて。

 これが、立ち止まったから出会える、確かな不思議さでしょうか?


テツガクちゃん
 そうかもしれませんね。

 もし、午前中に決行の今を迎え、旅立っていたとしたら。
 ここで、私達と出会い、向き合う今はなかったでしょう。

 そのどちらがよかったのか。 
 それは、わかりません。
 きっと、その答えはないのでしょう。

 ただ、同じ事を繰り返して。
 違う結果を求めようとする。
 それは、ほんの少し狂危が香る、刺激的な何かです。

 もちろん、それもステキに変えてしまう、魔法のスパイスですが。
 旅人さんが欲しかったのは、それではないようですよね?


旅人
 たしかに、そうみたいですね。
 私が求めていたのは、その味ではないようです。

 少し信じられませんが、テツガクさんが言うように。
 本当は、足りないものなどなく。
 ただ、足りないことが足りない。
 そう彷徨っていたのかもしれませんね。


テツガクちゃん
 きっと、そうですよ。

 既に旅をしていたんです。
 ただ、町の外ではなくて。
 自分の奥の方を旅していた。

 探しものを求めて、外側と内側、過去の底や未来の天を探す。

 どこを探すのか。
 それは、あまり重要ではないのでしょう。

 ただ、この現在という光。
 それが見えていれば、大丈夫だと知らせる。
 そんな風が吹くはずです。


旅人
 風ですか?


テツガクちゃん
 そうです、風です。
 ほんの少し離れた場所で、羽ばたく蝶々が起こす風です!

 肯定さん、アレを。


 彼女が何を要求するのか。
 谷底の話をした頃から気づいていた僕は、それを準備し待っていた。
 そして、この瞬間に手渡したのは新聞だった。
 『中間色の好奇心時空』という名の新聞を手に、彼女は話を続けた。


テツガクちゃん
 見てください、この竜巻の記事を。
 ここから遠く離れた場所で起きた竜巻。
 それは、新聞にも載らない風が形を変えたものです。

 どこかで羽ばたいた蝶々の軌跡。
 それが風に変わり、竜巻に変わり、新聞に載る。

 その上昇気流を描く蝶々は、今もどこかで羽ばたいているはずです。


肯定
 きっと、羽ばたいているだろうね。
 今は見えなくても、確かにどこかで。


旅人
 なるほど、そういう風ですか……。


 この瞬間、僕達三人は津々と溢れる何か。
 それを共に味わっていた。共味津々と。
 そこへ、新たなお客が気流を描きながらやってきた。
 どこかへ舞い上がれそうな気流を描く。
 あれは、伝説の――。


テツガクちゃん
 このゴキゲンなメロディーは……。
 歌う不死蝶さんです!

 
 ガクちゃんが示す先に視点を合せる僕達。
 その瞬間、最光速も乗り越えた光の先へ。
 そこは、時間が止まった、沈黙の世界でした。

 午前と午後。
 その中間の狭間に確かにあった、真昼の正午。
 その終焉と新しい何かの誕生を彼女は語りだした。


テツガクちゃん
 そろそろ、この真昼の正午もお別れの時のようですね。

 このまま、歌う不死蝶さんを追いかければ。
 この午後の先で待つ、明日の今に出会えるはずです。
 そうすれば、願いも叶うのかもしれません。

 もし、ここで引き返せば。
 次の午前で待つ、昨日の今に出会えるでしょう。
 そこで、最新型のきっかけに、廻り逢えるかもしれません。

 どちらも同じ。
 今、この瞬間、真昼の正午に見る、白昼夢です。

 私達は明日にも昨日にも行けません。
 ただ、永遠に今日という夢に生きる、最高の旅人です。


肯定
 最高の旅人だね。

 今できないのなら、それでいい。
 そのまま、今のまま歩いていく。

 その途中で吹く風。
 それに乗れるか、乗れないか。

 ただ、それだけ。
 そこに、善悪もなく、不足もなかった。
 最初からずっと、永遠に。 


 彼女が選んだ真昼の正午。
 その白昼夢は解けて、午後という答えに辿り着く。
 歌う不死蝶さんもその午後の中を飛んでいく。新しい気流を描きながら。

 そして、旅人は立ち上がり一歩踏み出した。
 もう、その背中には、Stayしそうなイメージを染めた、ぎこちない何かはなかった。
 そのまま、僕達の方を振り返り言った。


旅人
 お二人ともありがとう。

 なんとなく、この午後を決行の今にしたくなりました。
 その理由は、よくわからないのですが。
 この午後がいいんです。

 例え、直ぐに戻ってくることになっても。


テツガクちゃん
 それは、ステーキな『Mr.ジョーンズ』ですね!
 わからないことがわかっている。
 それは、とてもステーキでステキなことです!

 その気持ちのまま。
 やってみましょう!
 直ぐに戻ってきてもいいんです。

 一蹴で世界は一周できるのですから!


 ガクちゃんは旅人の手を取り、満足そうな情で笑う。
 その時、何かに気づき、目の前の満足を乗り越えた。


テツガクちゃん
 そうです!
 是非、このバイクで歌う不死蝶さんと共に、午後の中を駆け抜けてください!
 この『クロマニヨンズ』に乗って、新人の気持ちで、そのまま永遠に。


 旅人は隠し切れない困惑を浮かべている。
 それを見て僕は……。


肯定
 そうですよ。
 是非、これに乗って行ってください。
 僕達の現実逃避の旅は、ここが終焉の地です。

 終焉が誕生してしまったのなら。
 次は、誕生の終焉が見てみたいです。

 旅人さんが嫌ではないのなら。
 この鉄馬で突き抜けてください。
 二度と戻らない、過未の時空を。


旅人
 だけど……。
 このバイクは、お二人の大切なものではないのですか?
 それに、帰り道はどうするのですか?

 それから――。


 旅人はその続きを言おうとしたようだったが。
 それをトタン屋根に投げてしまった。

 その続きは言わない方が。
 いや、言わなくてもいい秘密だと気づいてしまった。
 そんな気がしました。


旅人
 そうですね。
 お二人のご好意に甘えて。
 そして、お二人の気持ちを共に乗せて。

 一蹴で一周できるように、やってみます。


テツガクちゃん
 きっと、できますよ!
 今は見えない風に乗って舞い上がれば。

 いつか新聞に載るような。
 とても大きな上昇気流に変わっていきます。

 その風を描く、『唯一無二』の蝶々は今もどこかで。
 確かに羽ばたいています。
 そんな『バタフライ効果』に出会うでしょう。


肯定
 それから、星の光にもね。

 今は冬だから。
 温かさを感じる寒さと、輝く星がよく見える暗さ。
 その二つが確かにある。

 この谷を越えた、どこかにある。
 くよくよしない星。
 そんな輝く星の光にも出会うでしょう。


旅人
 そうですね。
 今は見えない蝶々が起こす風と、暗いから見える星の光を探します。
 今、この瞬間から。

 本当にありがとうございます。


 旅人はバイクに乗り、一蹴する。
 古風な単気筒エンジンが再び新しいビートを刻む。
 誕生の終焉を告げるような、きらめいて一途な音。
 それが、僕とガクちゃんに最新型のきっかけを届けた。


旅人
 言い忘れていました。
 お二人を見ていて思ったんです。

 まるで、お二人は霧の都の名探偵のような。
 懐かしい友達のような。

 どんな難事件も解決してしまう。
 曖昧な秘密の鍵を持っている。

 そんな名コンビですよね。

 それでは、行ってきます!
 また、次の機会に。


 白昼夢から旅立った、旅人が残した言葉。
 それが僕達に、新しい扉の先の景色を見せた。
 午前までのStayしがちなイメージ。
 今、その頼りない灰の中から、新しい気持ち達が飛び立とうとしていた。

 きっと、飛べるだろう。
 今が目の前にあるのであれば。
 どこかで、羽ばたく蝶々が描く風に乗れば。

 僕達もその風に乗るように。
 この白昼夢から旅立ち、新しく歩き始めた。
 それが、表幻者という未知が溢れる、フロンティアでした。

 曖昧な秘密の鍵で、様々な幻を描きながら。
 今もどこかで、旅をしている旅人の知らせ。
 その風を探して、今日も欠かさずに『中間色の好奇心時空』を読んでいます。

 きっと、あなたの風も載ることでしょう。
 例え、今は見えないとしても。
 確かに、どこかで蝶々は羽ばたいていますから。
 底なしの谷さえも越えるはずです。

 いつか、あなたの旅のお土産話。
 是非、それを聞かせてください。

  

 

 それでは、また次の機会にお会いしましょう。


 敬具、親愛なる友人へ、助手の肯定より

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