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[2021年3月3日水曜日]それは、バズじゃないよ

 バズった、って喜んでいるけど。
 そりゃ、バズじゃないよ。
 バズなわけないじゃないか。
 あなたの頑張りが。
 弾けて消える、バブルだなんて。
 本当は、信じていないのだろう?

テツガクちゃん
 バズった、と喜んでいますが。
 それは、バズではありません。
 バズだなんて、そんなはずないじゃないですか。

 そうですよね?
 あなたの頑張りが。
 弾けて消える、バブルだなんて。

 本当は、信じていないのでしょう?


肯定
 きっと、最初からね。
 信じてはいないのだろうね。
 だから、そのまま。
 
 今、バズって見えた、それは。
 確かな重さを持ったものさ。
 できれば、注目される、その前が。
 一番美味しい気がする。
 タケノコのようなものさ。


テツガクちゃん
 そうです、秘密のタケノコです!
 どこまで、その節を伸ばせるのでしょうか?
 その下には、更に美味しいタケノコが控えています。

 誰かに見つかって収穫されるか。
 それとも、竹と同じように。
 節を天高く伸ばしていくのでしょうか?

 とにかく、それは。
 バズ、バブル、泡ではないはずです。
 タケノコにうるさい、私にはわかる気がします。


肯定
 そこまでうるさくない、僕にもわかる気がする。
 バズ、バブル、泡は束の間の流行だけど。
 
 あなたのそれは。
 永遠に広がる、スペース・ワンダーランド。
 その中で伸びているから。

 いい意味でも、悪い意味でも。
 綺麗に消えてなくなっては、くれないのだろう。
 最初から『存在と同時に存在しない』のだから。
 
 曖昧に厄介に予想外に伸び続けて。
 気がつけば、あっという間に。
 月も貫いて、月見団子。

 そんな今は。
 想像もしなかったけど。
 もう、戻れない。
 もう、巻き戻せない。

 僕らは、随分と遠くまで来てしまった。
 泡ではたどり着けない場所まで。
 きっと、これは――。


テツガクちゃん
 タケノコの悲劇ですね。
 
 今、この瞬間が殺してしまったように。
 思えた、タケノコは。
 実は、今も消えずに、そのままで。

 ただ、違う何かを。
 演じないといけない気がしたから。
 それを信じて、忘れたふりをして。
 演じていますが。

 どこから、どう見ても。
 あなたは、泡になった、人魚姫ではないのでしょう。
 バズなものですか。

 最初からずっと。
 何も変わらずに。
 積み重ねた、それは。 
 泡にはなれない、ホンモノです。

 大人のふりをして演じても。
 泡のように消えてくれません。
 むしろ、節ができて強くなってしまいます。
 あの竹のように。

 あなたも本当は。
 気づいているのですよね?


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それでは、また次の機会にお会いしましょう。


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