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[2021年3月10日水曜日]ここは学校とは違うんだ

 ココは、学校とは違うんだ。
 そんな台詞を吐く、『SYAKAI』人は。
 まるで、学校の先生に憧れた成れの果て。
 違いをいくら並べても。
 平面に等しく平等に、今、この瞬間の上に。
 立っている私達は、同じ似た者同士。

テツガクちゃん
 ココは、学校とは違うんだ。

 『SYAKAI』という世界には。
 そんな台詞を語る人が溢れているそうですね。

 ですが、この台詞は、ほんの少し面白い景色です。
 そんな面白さに気づいてしまいました! 私!


肯定
 たしかに、その台詞は面白いね。

 いやー、その台詞を語る人ほど。
 学校の先生に似た人もいないというのに。

 僕もよく言われたよ。

 ここは幼稚園とは違うんだ。
 もう、小学校とは違うんだ。
 中学生じゃないんだから。

 先生に憧れる誰かは。
 違いを語るのが好きなのかもしれないね。

 だけど、憧れているだけ。
 やっぱり、学校の先生にはなりきれない。


テツガクちゃん
 そうかもしれませんね。

 学校の先生は違いの先の景色。
 それを見せることができます。
  
 それは、何かを分ける違い。
 そんな境界線などなかった。
 そういう景色です。


肯定
 そうだね。
 何も違わず、全て同じ、ということ。
 それを、わかりやすく見せてくれるよね。

 わからないことがわかっていく。
 そんな面白さを見せてくれる。

 そこに、教科の違いなどなかった。
 いや、学問という門すらなかった。

 知らなかった誰かのわからなかったこと。
 それがわかり、何かを知っていく。
 それが面白い、ということを見せてくれる。

 違いなど語らず、同じ視点に立てる面白さ。
 それを見せてくれる。

 もし、本当に『SYAKAI』が学校とは違うのなら。
 その世界は、何を見せてくれるのかな?

 ありもしない境界線という幻だろうか?
 正直、もうそれは、うんざりするほど見てきたけど。


テツガクちゃん
 境界線などない。
 そんな景色を見せてくれるのではないのでしょうか?
 
 あっ、ですが、それでは……。
 霧が巡る、矛盾の景色ですね。

 境界線がない世界に、学校との違いなどありません。
 境界線があるのだとしたら、それは学校にもあります。

 いったい、『SYAKAI』がどんな違いを見せるのか。
 それは、わかりませんが。
 きっと、それは。
 トタン屋根の上のアイスクリームのようなものでしょう。

 けっきょく、あまり重要ではありません。

 あなたは、どんな違いを教えられてきましたか?

 本当は、その違いなんて、ありませんよね。
 どこでも一緒じゃないですか?
 いつでも何かの上に生きています。

 例えば、過未の領域にある。
 今、この瞬間の上とかに。


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それでは、また次の機会にお会いしましょう。


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