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[2021年2月15日月曜日]反抗するためにも

 批判するにせよ、賞賛するにせよ。
 何かが爆発したような炎が必要。
 燃えてない、批判や賞賛はただの無視。
 それならば、その無視ですら『DIVE IN!』したくなる。
 そんな夏の日の炎が……。

テツガクちゃん
 気づいてしまいました! 私!
 反抗するために。
 炎を起こす必要があることに!

 反抗するにせよ、賛成するにせよ。
 何かを爆発させる、そんな炎が必要です。
 力を生み出す炎です。

 肯定の力でも否定の力でも。
 どちらを使っても、ステキなものが作れます。
 
 そのために、炎を起こしましょう。


肯定
 力を生み出す炎か……。
 どうすれば、そういうステキな炎が起こせるの?
 
 是非、教えてくださいな。
 

テツガクちゃん
 自然と炎が起こる人もいると思いますが……。
 炎の起こし方ですか。

 そうですね……。

 やはり、基本的なことですが。
 人の話を聞くことだと思います。
 ただ、聞き流すのではなくて、関心を持って聞く。

 そうです、大切なことは。
 関心を示すことだと思います。

 他人が炎を燃やしながら話している、話。
 関心を持って、その話を聞けば。
 相手の炎の中から、火の粉が訪ねてくるでしょう。
 自分の中で眠っている、炎を起こすために。

 だからこそ、感心を持つ、ということで。
 どうでしょうか? 

 
肯定
 それなら、僕にもできそう。
 というか、既に起きているのかもしれないね。
 
 今、ガクちゃんからの使者。
 その火の粉が、僕の中で眠っていた炎を起こしたみたい。

 今というか、ずっと遠い昔からね。
 その間を一瞬で繋ぐ、その熱は、まだ『さめて』いないみたい。

 冷めていないのか。
 覚めていないのか。
 それとも、醒めていないのか。
 
 その答えが、わからないくらいの熱がね。
 まあ、その答えは――。


テツガクちゃん
 熱いトタン屋根に投げてしまいましょう!

 誰かの話を聞く。
 それは、とても基本的なことで。
 少し馬鹿げたことのように、思えるのかもしれません。

 ですが、そういうなんてことない話の中に。
 世界を変えてしまうような。
 そんな力を持った、火の粉が舞って待っている気がします。

 あなたにも見えているのでしょうか?
 当たり前で、誰もが知っている、その中に。
 隠れている、表しようがない力の陰。

 いつか、その景色を共に見る。
 そんな共感の瞬間を物語の中でも作れたら……。

 関心を持たず、話を聞き流し、批判や賞賛する。
 それは、批判や賞賛ではなくて、ただの無視。
 夏の日の炎の中に入る無視より。
 無視ですら『DIVE IN!』したくなるような炎。

 そんな炎の幻を描く、そんな物語を作れたら。
 そして、その物語から飛び出した火の粉が。
 次の炎を起こせたら。

 もし、あなたがそんな物語を描いた時。
 何を見るのでしょうか?
 なんとなく、その答えは。
 私達と同じ景色のような気がします。 
  
 


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それでは、また次の機会にお会いしましょう。


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